2016 鈴鹿クラブマンレース Round5 

●主催 :京都レーシングハイブリッドクラブ(KRHC)・鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)●協力 :AASC・ARC・ARCN・チーム淀・OCCK・KRHC ●会場 : 鈴鹿サーキット 国際レーシング東コース(2.243km)●参加台数 : 12台

10月22~23日、鈴鹿サーキット東コースで「2016 鈴鹿クラブマンレース Round5」が開催されました。東コースは1周約2.5KMと短く、抜きどころは1~2コーナーで、予選での順位が特に重要となります。

予選は土曜日に15分間、ドライコンディションの中で行われました。

見事ポールポジションは浦田選手が獲得、2番グリッドに大井選手、3番手に鈴木選手と続きます。

レースはポールポジションからスタートした浦田選手が見事なスタートを切り、先頭で1コーナーに入ります。2番手に大井選手、3番手に鈴木選手と続きます。先頭の浦田選手は序盤から2位以下を徐々に引き離し、レース中盤には独走態勢に持ち込みます。その後方では大井選手、鈴木選手、前川選手による2位争いが激しくなります。レースは、浦田選手が危なげない走りで逃げ切り、3勝目を飾りました。後方では大井選手選手が2位を守り切りチェッカーを受けました。3位には鈴木選手入り表彰台を獲得しました。

2016オートポリスゴールドカップS-FJシリーズ第3戦

2日間に渡って開催されているオートポリスゴールドカップ。第2戦の参加台数が13台だったのに対し、翌日の第3戦は16台と増える形となった。その為、通常土曜の第2戦で行われた予選のセカンドタイムでグリッドが決まるのだが、今回は第3戦も当日に予選が行わる形となった。

第2戦とは裏腹に、昨夜より天気が崩れ、雨が降りしきる中9時10分より予選が始まる。しかしウェットながら小雨ということもあり、路面状態は大きな水しぶき上がる程でもなかった。

コース上には震災の影響でアスファルトを張り替えられたばかりで、ドライの状態でもグリップしにくいセクションがあるのだが、ウェット状態では果たしてどのくらいグリップするのか、選手たちの心配はそこに注がれた。

そんな中、前日優勝を飾った#57吉田宣弘が、この路面状況の中2分6秒489と唯一6秒台をマークし第2戦に続き、ポールポジションを獲得。

第2戦で3位だった#56川地欽也が2分7秒467でセカンドローからのスタートになった。3番手には第2戦2位の#28吉元陵が2分7秒813をマーク。4番手以降の順位は次の通り。#23宮本健一#21HIROSHI#11Fukujirou#6DONLUCIANO#81妹尾俊郎#9中島功#14TERUO#61山浦資智#7北村秀夫#83岡井貴経#88絹原寛士#12遠藤滋#13谷村将貴

雨がそのまま降り続くと予想されたが、予選終了後から徐々に雨脚は収まり、決勝が始まる13時頃にはコース上もすっかり乾いた状態となった。

12時55分より決勝がスタート。

ブラックアウトした後、ポールの#57吉田宣弘を先頭に全車一斉に1コーナーへと流れ込む。そのまま大きな変動もなく1周目を終えたのだが、2周目の4コーナー付近で2番手の#56川地欽也が痛恨のスピン。すぐ後ろを走行していた#28吉元陵はスピンした川地のマシンを避けきれず接触。コースに復帰できたものの、フロントノーズに大きなダメージを負ってしまう。

その混乱の隙をついて#23宮本健一が2番手に浮上。スローペースだった川地はなんとかピットに戻りコースへの復帰させる為、懸命の作業を行ったがここでリタイアとなってしまった。

2番手を奪取した宮本だったが5周目、ホームストレートで3番手の吉元に捉えられ、順位が入れ替わるも、宮本もこのままで終わらず、必死に吉元に喰らいつく。

そして、6周目再び宮本がオーバーテイクに成功。だがすぐさま吉元が抜き返し激しい2番手争いの攻防戦が続いたが吉元に軍配があがった。一方で、トップの吉田は周毎に2番手との差を2秒以上築き、最終的には22秒345という圧巻の大差でフィニッシュし、ゴールドカップ第2戦、第3戦共に見事ポールトゥウィンで連勝を飾った。

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2016オートポリスゴールドカップS-FJシリーズ第2戦

今年4月に九州を襲った大地震で大きな被害を負ったオートポリス(大分県日田市上津江町)が10月に営業再開となり、震災後初のゴールドカップが開催された。
サーキット内にはまだ危険な為、立ち入り禁止区域があったり、ホームストレートにある観戦スタンドに大きな足場が組みあげられたりと、まだまだ完全な復旧には至っていないことが伺えた。
しかし震災から半年、再開に漕ぎ着けた関係者の皆様のご尽力によりこうしてゴールドカップを開催できたことを喜ばしく思う。

今回、震災後初開催ということもあり、土曜と日曜の2日間に渡り2レースが組まれ、サーキット復活を祝福する為に遠征してくれたチームもいて、大いに盛り上がった2日間となった。

13:00より第2戦の予選がスタート。参加台数13台の中で唯2分台を切り1分59秒118をマークした#57吉田宣弘がポールポジションを獲得。

セカンドローには2分00秒225の#28吉元陵。3番手に昨年のオートポリスシリーズチャンピオンの#56川地欽也。4番手以降の順位は、#23宮本健一#11Fukujirou#21HIROSHI#9中島功#83岡井貴経#61山浦資智#81妹尾俊郎#6DONLUCHIANO#14TERUO#12遠藤滋となっている。

16:05より決勝、10Lapの熱い戦いが始まった。シグナルオールレッドからブラックアウト。全車一斉にスタートし1コーナーを目指す。ホールショットを奪ったのはポールの#57吉田宣弘、そして2番手に#28吉元陵、3番手に#56川地欽也と続いていく。

2周目を終え2番手の吉元がトップの吉田との差を0.5秒縮めるも、3周目に吉田が1分59秒224の好タイムを出し、差が1.3秒に開いてしまい、その後はトップとの差を縮めることには至らなかった。

5周目、第2グループの4番手の#21HIROSHIと5番手の#23宮本健一がテールトゥノーズでの激しい攻防が展開され、ホームストレートで宮本がHIROSIのオーバーテイクに成功し4番手に返り咲いた。

6周目、第2ヘアピンで6番手の#11Fukujirouと7番手の#83岡井貴経の激しいバトルが展開され、岡井がオーバーテイクに成功し6位を奪い取り、前方を走る5番手のHIROSHIに襲い掛かるが、あと一歩及ばず。

一方の7番手に沈んだFukujirouは一時岡井と差を広げられたものの、再び追いつき果敢に仕掛けたが6番手に返り咲くことができず、岡井と0.454秒差でチェッカーを受け7位となった。

トップの吉田はただひとり58秒台を連発し、ファイナルラップではファステストとなる1分58秒400を叩きだし、2位の吉元に8秒815差で、震災後初開催となるゴールドカップS-FJシリーズ第2戦を見事優勝で飾った。

優勝インタビュー#57吉田宣弘

「オートポリスを久しぶりに走ってみて改めていいコースだなと思いました。今回遠征してくれた選手にも来てもらい復興への支援もできればという想いと、ここオートポリスを、みんなでレースをしたい気持ちが強かったので、今回遠征に来られた選手のみなさんも含め、サーキットが再開されたことが本当に嬉しいです。」

リザルト

2016 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース

今年も「2016 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース」のサポートレースとして「2016 S-FJドリームカップレース」が10月7~9日鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周・5.807km)で開催されました。今年で4回目となるドリームカップレース、ステップアップを目指す17才から29才までのドライバーが全国から参戦し、激しい戦いを繰り広げました。

予選
昨夜から降り始めた雨は、公式予選の行われる午前10時30分には上がり上空も明るくなってきました。ただ、路面はまだウェッコンディション。予選は乾きつつある路面で行われました。
多くのドライバーはレインタイヤを装着してコースイン。しかし、コースコンディションが変化していく中、続々とピットインをしてドライタイヤに交換をしてコースに復帰していきました。
目まぐるしくコースコンディションが変わる中、ポールポジションを獲得したのは角田裕毅選手、2位は鶴賀義幸選手、3位は山内飛侑選手と続きます。

決勝
決勝は午前10時より8周で行われました。朝方まで降った雨は何とか上がりましたが、路面はウェットコンディション。全車ウェットタイヤを履いてレースに臨みます。
スタートはポールポジションから抜群のスタートを決めた角田選手がトップで1コーナーへ。予選2位の鶴賀選手はストールして後方に沈みます。予選5位の浦田裕喜選手が素晴らしいスタートを決めアウトから一気に2位に浮上。3位は山内選手が付け、4位八巻渉選手、5位上村昌史選手、6位大原佳祐選手と続きます。トップに立った角田選手は1周目に2位を1秒以上引き離しコントロールラインを通過。その後も2位の浦田選手を徐々に引き離し独走態勢を築きます。2位の浦田選手も安定した走りでポジションをキープして周回を重ねます。その後もトップ2に変化はなく、そのままの順位でチェッカーを受けました。
3位は予選9位から素晴らしい追い上げを見せた津本匠選手が入りました。
4位には上村選手、5位には山内選手、6位には大原選手が入りました。

今年も昨年の阪口晴南選手に続き16歳が表彰台の頂点に立ちました。

2016 岡山チャレンジカップ スーパーFJ 岡山シリーズ第6戦

いよいよスーパーFJ岡山シリーズ最終戦を迎えた岡山国際サーキット。
最終戦はS-FJ7台、FJ16002台がエントリーしている。
前回の第5戦、#2兒嶋弘訓が2016年岡山シリーズチャンピオンを獲得はしたものの、第3戦以降優勝から遠のいていることもあり、最終戦を優勝で締めくくりたいところだろう。しかし、第3戦で優勝した#58津本匠と、第4戦で兒嶋を抑えて2位を獲得した#59大原佳祐が参戦していることで、混戦が大いに予想させる最終戦となった。
8時25分より予選開始。路面は若干ウエットではあったが、S-FJ予選前に走っていたカートがスリックタイヤで通常タイムを刻んでいたこともあり、どのチームもスリックタイヤで予選に臨む。
そして大原が6周目に1分39秒227を叩きだし見事ポールを獲得。
兒嶋は1分39秒512でフロントロウに。3位1分39秒655で津本が獲得。トップから3位までが0.428秒差という僅差に。
4位には今期第2戦で2位を獲得している#48加納亨介、5位には野田レーシングアカデミーより初参戦の#9太田格之進、6位に#7バイエルン松尾、7位#6サンタガータ上岡、8位#60貫戸幸星(FJ1600)、9位#5小野拓哉(FJ1600)となった。
そして決勝が始まる頃には雲の隙間から太陽が現われ、蒸し暑さがサーキット全体を覆う。11時20分決勝。ここでフォーメーションラップ中にハプニングが起きた。
兒嶋が最終コーナーでタイヤを温めようとホイルスピンをさせた瞬間、右リアのドライブシャフトを折ってしまい、このマシントラブルによりリタイアとなってしまう。
チャンピオン不在のままシグナルブラックアウト。
ここで「スタート練習していた成果が出ました」とポールの大原が好スタートを決める。一方の3番グリッドの津本「スタートでホイルスピンさせてしまいました…」と大きく出遅れ、後続の加納と太田に抜かれてしまう。しかし3位に浮上した太田は、スタートで規則違反がありドライブスルーペナルティーを受け一気に後退してしまう。
加納も津本の猛攻に成す術なく2位を奪われてしまう。
2位を奪い返し視界が開けた津本であったが、時はでに遅く、大原とのギャップ差を埋めるにはかなり厳しい状況となっていた。
一方の大原はスタートから独走状態となっても一切手を緩めることなく全開アタックを続けファステストラップも獲得し2位の津本に10.411の差を付け最終戦を見事ポールトゥウィンで飾った。
なおFJ1600は貫戸が優勝しシリーズチャンピオンを獲得している。
順位は以下の通り。
優勝 #59 大原佳祐/2位 #58 津本匠/3位 #48 加納亨介/4位 #7 バイエルン松尾 /5位 #9 太田格之進/6位 #6 サンタガータ上岡/7位 #60 貫戸幸星(FJ1600 クラス優勝) /8位 #5 小野拓哉/DNS #2 兒嶋弘訓