2014年オートポリス・ゴールドカップ第3戦

日差しが一段と強くなっ14時半。オートポリス・ゴールドカップ第3戦スーパーFJ決勝レースは、全11台が集結し、各グリッドに揃い踏みした。ポールは唯一2分00秒台に乗せた福田詩久がゲットする。フロントロウには初優勝を狙う、若手の吉元陵。その後ろにコンマ5秒差で川地欽也が前を狙う。

シグナルが変わり、好スタートで1コーナーを周ったのは福田。続いて吉元に川地が迫り、早くも両者の接近戦が始まった。ジェットコースター下り坂で、川地が吉元を交わし2位に浮上、オープニングは福田、川地、吉元、田崎と続く。福田が少し抜け出し、2位争いの3台が約2秒以内に詰まる、熾烈な争いと化していった。

福田の独走か!? と思われたこのレースだったが、中盤に差し掛かり2位の川地との差が1秒以内まで近づいてきた。ペースの上がらない福田VS川地に、後続の吉元、田崎が近付き、トップ集団が4台に形成され何度も4ワイドのシーンに! まさにワンミスが命取り状態、ここから益々展開が変化していく。そして、このレース…誰もが雨の予報など予想してなかっただろう。なんと高低差の激しいコース内では、ダウン部分で結構な雨が降り出していた。雨が好きと語る田崎が8周目に吉元を交わし3位へ浮上、川地をも交わし2位へ。しかし変わらず、9周目も4台による接近戦が続く。トップを死守する福田まで、コンマ184まで接近してきた田崎だったが、上りセクション・ブリッジ下でアウトから勝負をかけたその隙に、再び川地がそのインをついて両者は接触! 幸いにも3位で田崎はコース復帰出来たが、川地はガードレースにヒットしてしまい、万事休すに。

ファイナルラップ、ここでドラマはおきた。ダウン箇所の雨はさらにひどくなり、トップを走る福田が一瞬、接近する吉元を見失ってしまう。その隙をついた吉元が、インから一気に福田を交わし、トップへ浮上。残りはあと少し! 福田もまだ諦めてはいない。だが、コンマ193が勝敗を決め、吉元がトップチェッ カーを受け、嬉しい初優勝を成し遂げた。一方、このレースはピットスタートからの佐野新世が、怒涛の追い上げをみせ、4位チェッカーと健闘している。

【優勝】吉元陵

「ニュータイヤで挑んだのですが、どうもしっくり…。スタートが苦手な自分ですが結構いけたと思ったけど、欽也(川地)さんが迫って来ていて(苦笑)。ストレートで水温が上がり焦りましたが、そのうち雨が降ってきたので “ラッキー!” と(笑) 上位がやりあってるのも、様子をみていました。とにかく優勝出来て嬉しいです!」

【2位】福田詩久

「今回はマシンに特に問題はなかった。気温が上がるだろうと思って、タイヤのエアを下げたんですね。そしたら、まさかの雨! ペースが上がらなかったのは、タイヤのエアのせいです。最終に雨がひどくなって、吉元くんが視界から見えなくなったんで “飛んだのかな” と思って左を見た瞬間、右から来られました。天候にやられたレースだったと思う。色々と考えすぎましたね。一昨日から、データを取っていたのに…悔しいので、明日走行して探ります」

【3位】田崎貴英

「予選は1周目スピンをして、ガックリ。最終アタックも他者にひっかかり4番手に。好スタート出来たんで、吉元対川地の争いから一歩引いて冷静に見ていました。アブねえなあ~と(笑)。2位までいけたとき、福田さんのペースが上がらず、4台が団子になっちゃって! 上りセクションで、アウト側から狙っていったら、欽也(川地)さんが開いたかな? とインに入って接触しちゃいました。復帰は「神様お願い!」と祈りましたね~。なんとかきいてくれたみたい(笑)」

川地欽也

「スタートは良かったですねえ。前半はタイヤ温存! だけど、それが裏目に出てしまったかな。温まったころ、上位にビッタシつけて、行けるか? と考えていたんですが…。福田さんのタイヤがきつそうだったけど、なかなか抜けず。そしたら、3,4位が詰まってきて。裏は雨がひどかったですね。接触で左アームが曲がってしまったけど、どうにかチェッカー受けたから、よかったです」

2014年S-FJもてぎシリーズ第4戦

篠原拓朗が第3戦に続いてポールポジションを獲得。
2番手を0.4秒引き離す大差でのPP獲得となった。
2番手は武村和希選手、予選後半にタイムアップしてフロントローを獲得した。
3番手は手塚選手第3戦では3位表彰台に立ったのでそれ以上の順位を狙っている。
4番手は長島選手F109で2列目スタート篠原選手を追う上位陣のタイムは拮抗している。

決勝は全車問題無く綺麗なスタートで始まった。
序盤から篠原が集団を徐々に引き離し、2番手争いが熾烈に行われた。
手塚選手と武村選手と堤選手にスタートを決めた長島選手を交えて熾烈な争いとなる。手塚選手を抜いた武村選手が抜け出して2番手をキープ。手塚選手がシフトミスで一時7番手まで後退。この間に堤選手、里見選手が追いつき長島選手と三台での3番手争いとなる。
終盤2番手を単独で走っていた武村選手がマシントラブルでリタイア。
堤選手が2位、里見選手が3位となった。
篠原選手は独走で優勝、ポールtoウィン、全ラップリーダー、ファステストラップ記録のグランドスラムで完勝した。

コーナーで並びかけるシーンが何度もあったが、接触することなく、ラインもギリギリ一台分を残しての果敢な攻防が見られた。
今後の成長が期待出来る若手達の元気なレースとなった。
篠原拓朗選手コメント
東北シリーズ第4戦では初めてポールtoウィンで勝つことが出来ましたが、充分なリードを築けたので後半守りに入りペースを落としてゴールしました。ゴール後チームの関係者に「そんな事ではもっと高いレベルでは通用しない。レベルの高いステージでは最後まで気を抜けないレースが当たり前になる」とアドバイスを受けたので今回は最後まで攻め続けました。後半にファステストラップを出せた部分が成長出来たポイントだと思います。レース内容は少しずつ良くなっては来ましたが、まだまだシフトミスをしてしまったり、細かいミスが目立つのでこの課題を改善していきます。
堤優威選手コメント
予選、決勝を通して自分の走りが納得いくように走ることができず、まとめることができませんでした。課題としては、練習を重ねミスを少なくすること。またトレーニングなどをして夏場のレースでも集中力を切らすことなく、体力に余裕をもってレースに望みたいと思います。
次のレースではZAP勢に負けないように頑張ります。
長島大輝選手コメント
自分の癖がでてしまい、シフトロックを何度か起こしてしまったり、ブレーキのリリースの仕方が大雑把になってしまったせいでフロントに荷重がうまくのせられず、初心者に戻ってしまったかのような走りをしてしまいました。今回から車載カメラも取り付け、ロガーと映像で自分の走りを評価できるようになったので、8月の最後の週のレースまで初心に戻り、頭の整理をします。少しずつ予選の順位が上がってきているので、第5戦はポールを獲ります!

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2014年S-FJ鈴鹿シリーズ第4戦 フルコース

今年初開催となるフルコースのレースには、じつに20台ものエントリーが集まった。予選はドライ。これだけの台数の中、今季2勝を挙げている橋本陸選手が予選でたった一人15秒台に入れ、ポールポジションを獲得。セカンドに河野駿佑選手、3番グリッドから牧野任祐選手というオーダーとなった。
決勝当日、雨上がりのウェットコンディション。タイヤの選定では全員が難しい判断を迫られる。各車ダミーグリッドへの試走でコースの状況を確認するが、東区間が乾きつつあるのに対し西区間が完全ウェットの模様。10週の決勝レースではほとんどの選手がレインタイヤを装着してスタート。抜群の滑り出しを見せたのは河野選手。トップに躍り出るとすぐさま後ろを引き離しにかかる。2番手には牧野選手が上がるが、後方から佐藤駿介選手が急接近。佐藤選手は2週目に牧野選手をあっさりかわすと、ファステストラップを連発しながらトップを追い上げる。路面コンディションは少しずつドライへと近づいていく。
そして迎えた8週目、ついにテール・トゥ・ノーズとなったトップ争いは佐藤選手が前に出る。抜かれて火が付いたのか河野選手は残り2周、ぴったりと佐藤選手の背後に付け逃がさない。ファイナルラップ、ヘアピンからの立ち上がりで2台が再びサイド・バイ・サイドとなるが、スプーンへの侵入で佐藤選手が大きくはらみ河野選手がトップへ返り咲く。スプーンコーナーから最小限のロスで復帰した佐藤選手が裏ストレートで再び河野選手をロックオン。もう一度2台横並びのまま侵入した130Rではアウト側佐藤選手がこらえきれず若干コースアウト。またも復帰しシケインのブレーキング競争は河野選手が前。シケインの立ち上がりからチェッカーまでに佐藤選手が並びかけるが、0.028秒という僅差で河野選手に軍配が上がった。

2014年東北シリーズS-FJ 東北シリーズ第4戦

7月6日(日) 予選・決勝
スポーツランド菅生 1LAP=3.704km 出走:9台

7月6日(日) 9時予選スタート
天候:晴れ コース:ドライ 気温:23℃ 湿度:68% 路温:40℃

前日の第3戦の予選とは打って変わってドライ路面での予選となった。ポールポジションは第3戦優勝の篠原選手が獲得、早坂選手は最後のアタックで自身のベストを更新するも及ばず2番手となり、3番手には鈴木選手が続いた。

7月6日(日) 時分決勝スタート
天候:晴れ コース:ドライ 気温:27℃ 湿度:60% 路温:53℃

スタートからポールの篠原選手と2番手早坂選手が抜け出すと、他車よりラップタイムで1秒以上上回る両者が少しずつ差を広げていく。早坂選手は、スタート直後はトップの篠原選手の後ろにつけたものの、少しずつ離されていき、最後までその差を詰められずにそのまま篠原選手がトップチェッカー、そこから約3.8秒差で早坂選手が2位となった。
小村方選手はスタート直後からし烈な3〜7位の5台でのバトルの展開を見せ、3周目に5位に浮上、4番手を追いかける。しかし、4番手高柳選手をとらえるもなかなかオーバーテイクはできずにラップを重ねていく。ようやく9周目にホームストレートでスリップにつくと、1コーナーでインを差して4位にポジションを上げる。その後は3番手を走行していた加納選手に追いつく速さを見せるも、12周のレースでは後約0.8秒届かず4位チェッカーとなり、加納選手は3位で逃げ切った。

2014年東北シリーズS-FJ 東北シリーズ第3戦

7月5日(土) 予選・決勝
スポーツランド菅生 1LAP=3.704km 出走:9台

7月5日(土) 9時予選スタート
天候:曇り コース:ウェット 気温:20℃ 湿度:83% 路温:21℃

前回の第2戦で優勝を飾った早坂選手が、第1戦優勝の篠原選手に0.165秒差をつけてポールポジション獲得。2戦連続優勝に向けて弾みをつけた。この両者が1分34秒台のタイムをマークした中、そこから約2秒遅れで小村方選手が3位に入った。

7月5日(土) 12時18分決勝スタート
天候:曇り コース:ドライ

ポールの早坂選手、3番グリッドの小村方選手が好スタート。2番手の篠原選手が出遅れたこともあり、スタート直後に小村方選手が2番手に浮上する一方、2番手の篠原選手はスタートで7番手まで順位を落としてしまう。
トップの早坂選手、2番手の小村方選手が後続との差を少しずつ広げていく中、7番手まで順位を落とした篠原選手が猛追、2周目には3番手までポジションを回復する。
2番手でラップを重ねていた小村方選手だったが、3周目の1コーナーでインから篠原選手にオーバーテイクされ3位に後退する。篠原選手はそこからどんどんとトップを走る早坂選手との差を詰めていく。
10周目、早坂選手を射程圏にとらえていた篠原選手と早坂選手は1コーナーでサイドバイサイドになり、2コーナーに向かう途中、外側に膨らんだところで早坂選手がわずかにオーバーラン。その隙を突いて篠原選手がトップに浮上する。
その後はじりじりとトップ篠原選手が差を広げ東北シリーズ今季2勝目をあげた。早坂選手は2位でチェッカーを受け、3戦連続表彰台獲得。3位には2戦連続表彰台となる小村方選手が続いた。