2016 鈴鹿クラブマンレース Round1

■開催概要
●シリーズ名称: 2016 鈴鹿クラブマンレース Round1
●主催:熱田レーシングクラブ(ARC)・鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)
●協力:AASC・ARCN・チーム淀・OCCK・KRHC
●会場:鈴鹿サーキット 国際レーシング東コース(2.243km)
●参加台数:13台

2月28日、鈴鹿サーキット東コースで「2016 鈴鹿クラブマンレース Round1」が開幕しました。東コースは1周約2.5KMと短く、抜きどころは1~2コーナーで、予選での順位が特に重要となります。

予選は15分間、ドライコンディションの中行われました。見事ポールポジションは吉田選手が獲得、2番グリッドに大井選手、3番手に大石選手と続きます。

レースはポールポジションからスタートした吉田選手が見事なスタートを切り、先頭で1コーナーに入ります。2番手に大井選手が続きます。3週目の1コーナーで大井選手がアウトから吉田選手を交わしトップに立ちます。後方からは3位グループを抜け出した大石選手が吉田選手に迫ります。また、4位争いは浦田選手が板倉選手を交わし浮上します。15週目にコース上にマシンが留まったことにより、セフティーカーがコースインしレースは振出しに戻ります。レース再開後は、大井選手が危なげない走りで逃げ切り、見事優勝を飾りました。後方では浦田選手が大石選手をパスし3位に浮上、更にファイナルラップの1コーナーで吉田選手をパスし2位でチェッカーを受けました。

岡山チャレンジカップ 第1戦スーパーFJレポート

前日の雨がウソのように青空に包まれた岡山国際サーキット。昨年より少し早めに2016年OKAYAMAチャレンジカップシリーズが開幕した。
今年最初のレースは9台が集結、のち2台がFJ1600クラスであり、 ちょうど1年ぶりの参戦となる #4 小川陽三 と、S-FJ初参戦の #27 阪本一世が新たに名を連ねた。
そして、昨年の最終戦でコースレコード更新を惜しくも逃した#2 兒島弘訓の走りに、注目が集まった。

青空は広がっているが、まだ完全に乾ききっていない状態、10時に予選がスタート。金曜日に足回りを大幅に変更したと語る #2兒島が、終了間際に1分37秒589を叩きだした。平川 亮 が持つコースレコード1分37秒969をコンマ3秒上回り、晴れてレコードホルダーの座をもぎ取る。予選順位は、ポールポジション#2兒島弘訓、フロントロウに#51福田詩久、#‎7バイエルン松尾、#‎81妹尾俊郎、#‎4小川陽三、#‎6サンタガータ上岡、#‎60貫戸幸星、#‎27阪本一世、#‎5小野拓哉と続いた。

14時決勝。路面は完全に乾き、ドライコンディションでの争いとなった。ブラックアウトと同時に一斉にスタート。ここで兒島が少しもたついてしまう。その隙に福田が差を詰め、1コーナー勝負に持ち込みインから差そうとするが、惜しくも兒島を抜くことができず、これが最大のチャンスを逃すことになった。3周目、妹尾とサンタガータ上岡が接触、両者はリタイアとなってしまい、ここで万事休す。
一方、兒島は周回を重ねるたびにファステストを更新、ファイナルラップでも1分38秒189を出し、やがてチェッカーを受けた。2位の福田に27秒の差をつけ、ポール トゥ ウィンで開幕戦を制した。マシンのカラーリングを変えたバイエルン松尾が3位に、FJ1600クラスは小野が1位を獲得している。
【優勝:#2兒島弘訓 】
「金曜日の練習走行で、足回りのセッティングを大幅に変更してみたんです。ある意味、大冒険ですよね。それで以前のセットと同じくらいのタイムが出ていて、このセッティングの走り方に慣れれば絶対に速いと思ったので、予選と決勝もこのセッティングで挑みました。スタートは若干もたついてしまったんですが、福田選手もスタートが完璧ではなかったのでそれに助けられたという感じです。途中でイエローが出ていたのでペースをちょっと落としたんですが、その後は徐々にペースを上げて37秒台を目指しました。ですが後半、タイヤの内圧が上がっていくにつれリアのスタビリティーがなくなって滑るようになってきたので、ペースを落とさざるを得なかったのが課題かなと思います。今回、コースレコードを更新できたので、目標のうちのひとつは達成できました。今年の目標は全戦全勝。日本一決定戦で優勝しスカラシップを獲得します」

6年ぶりにコースレコードを更新したにも関わらず、『2コーナーが湿っていたり、アトウッドでクリップ外したりと、ミスもあったので素直に喜べないというか……やりきったという感じはなかったですね。』と、淡々と話す兒島であった。