2016 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース

今年も「2016 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース」のサポートレースとして「2016 S-FJドリームカップレース」が10月7~9日鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周・5.807km)で開催されました。今年で4回目となるドリームカップレース、ステップアップを目指す17才から29才までのドライバーが全国から参戦し、激しい戦いを繰り広げました。

予選
昨夜から降り始めた雨は、公式予選の行われる午前10時30分には上がり上空も明るくなってきました。ただ、路面はまだウェッコンディション。予選は乾きつつある路面で行われました。
多くのドライバーはレインタイヤを装着してコースイン。しかし、コースコンディションが変化していく中、続々とピットインをしてドライタイヤに交換をしてコースに復帰していきました。
目まぐるしくコースコンディションが変わる中、ポールポジションを獲得したのは角田裕毅選手、2位は鶴賀義幸選手、3位は山内飛侑選手と続きます。

決勝
決勝は午前10時より8周で行われました。朝方まで降った雨は何とか上がりましたが、路面はウェットコンディション。全車ウェットタイヤを履いてレースに臨みます。
スタートはポールポジションから抜群のスタートを決めた角田選手がトップで1コーナーへ。予選2位の鶴賀選手はストールして後方に沈みます。予選5位の浦田裕喜選手が素晴らしいスタートを決めアウトから一気に2位に浮上。3位は山内選手が付け、4位八巻渉選手、5位上村昌史選手、6位大原佳祐選手と続きます。トップに立った角田選手は1周目に2位を1秒以上引き離しコントロールラインを通過。その後も2位の浦田選手を徐々に引き離し独走態勢を築きます。2位の浦田選手も安定した走りでポジションをキープして周回を重ねます。その後もトップ2に変化はなく、そのままの順位でチェッカーを受けました。
3位は予選9位から素晴らしい追い上げを見せた津本匠選手が入りました。
4位には上村選手、5位には山内選手、6位には大原選手が入りました。

今年も昨年の阪口晴南選手に続き16歳が表彰台の頂点に立ちました。