2016 岡山チャレンジカップ スーパーFJ 岡山シリーズ第6戦

いよいよスーパーFJ岡山シリーズ最終戦を迎えた岡山国際サーキット。
最終戦はS-FJ7台、FJ16002台がエントリーしている。
前回の第5戦、#2兒嶋弘訓が2016年岡山シリーズチャンピオンを獲得はしたものの、第3戦以降優勝から遠のいていることもあり、最終戦を優勝で締めくくりたいところだろう。しかし、第3戦で優勝した#58津本匠と、第4戦で兒嶋を抑えて2位を獲得した#59大原佳祐が参戦していることで、混戦が大いに予想させる最終戦となった。
8時25分より予選開始。路面は若干ウエットではあったが、S-FJ予選前に走っていたカートがスリックタイヤで通常タイムを刻んでいたこともあり、どのチームもスリックタイヤで予選に臨む。
そして大原が6周目に1分39秒227を叩きだし見事ポールを獲得。
兒嶋は1分39秒512でフロントロウに。3位1分39秒655で津本が獲得。トップから3位までが0.428秒差という僅差に。
4位には今期第2戦で2位を獲得している#48加納亨介、5位には野田レーシングアカデミーより初参戦の#9太田格之進、6位に#7バイエルン松尾、7位#6サンタガータ上岡、8位#60貫戸幸星(FJ1600)、9位#5小野拓哉(FJ1600)となった。
そして決勝が始まる頃には雲の隙間から太陽が現われ、蒸し暑さがサーキット全体を覆う。11時20分決勝。ここでフォーメーションラップ中にハプニングが起きた。
兒嶋が最終コーナーでタイヤを温めようとホイルスピンをさせた瞬間、右リアのドライブシャフトを折ってしまい、このマシントラブルによりリタイアとなってしまう。
チャンピオン不在のままシグナルブラックアウト。
ここで「スタート練習していた成果が出ました」とポールの大原が好スタートを決める。一方の3番グリッドの津本「スタートでホイルスピンさせてしまいました…」と大きく出遅れ、後続の加納と太田に抜かれてしまう。しかし3位に浮上した太田は、スタートで規則違反がありドライブスルーペナルティーを受け一気に後退してしまう。
加納も津本の猛攻に成す術なく2位を奪われてしまう。
2位を奪い返し視界が開けた津本であったが、時はでに遅く、大原とのギャップ差を埋めるにはかなり厳しい状況となっていた。
一方の大原はスタートから独走状態となっても一切手を緩めることなく全開アタックを続けファステストラップも獲得し2位の津本に10.411の差を付け最終戦を見事ポールトゥウィンで飾った。
なおFJ1600は貫戸が優勝しシリーズチャンピオンを獲得している。
順位は以下の通り。
優勝 #59 大原佳祐/2位 #58 津本匠/3位 #48 加納亨介/4位 #7 バイエルン松尾 /5位 #9 太田格之進/6位 #6 サンタガータ上岡/7位 #60 貫戸幸星(FJ1600 クラス優勝) /8位 #5 小野拓哉/DNS #2 兒嶋弘訓