2014年 S-FJもてぎシリーズ第3戦

全日本F3、F4東日本シリーズと供に行われたS-FJもてぎシリーズ第3戦。金曜日は突然の雨もあったが土曜、日曜は五月晴れの好天に恵まれた。

予選では篠原拓朗選手がポールポジションを獲得、片桐瑞貴選手が0.15秒差で続く。この二人が2分3秒台で3番手から7番手までが4秒台。3番手はB-MAXの堤優威選手、手塚祐弥選手が0.026秒差で4番手となった。

決勝は各チームF3やF4の選手、関係者がグリットで同チームの選手達にアドバイスを送る。フォーメーションが始まったら後は選手達に任せる他は無い。

決勝は綺麗にスタートし、ポールポジションの篠原選手がホールショットを奪う。フロントローの片桐選手も離れず続き、3番手争いの堤選手と手塚選手のポジション争いが繰り広げられた。4周目に手塚選手が3番手に上がりZAP SPEEDの1-2-3体制となったが、この周ファステストラップを出して後続を引き離しにかかった篠原選手がビクトリーコーナーでスピン。トップから最後尾にポジションを落とした。思いがけずトップに立った片桐選手がファステストラップを更新してリードを広げようとするが、手塚選手も離れずついて行く。と、今度は手塚選手がビクトリーコーナーでハーフスピン。堤選手が2番手に上がる。レースはこのままゴールとなり、片桐選手が初優勝となった。金曜日の走行を体調不良により急遽見送る事になった片桐選手が、土曜日にドライビングの問題点を克服し予選決勝でミス無く走りきった事が初優勝という結果に結びついた。4位はF109の長島大輝選手。5位は予選のトラブルで7位からのスタートとなった里見選手。

篠原選手は最後尾から追い上げファステストラップを記録して7位でFINISH。この週各セッションをトップタイムでリードを保っていただけに、ミスが悔やまれる。ここまで3戦を終えて勝者は3人。牧野選手、篠原選手、片桐選手が一勝づつをあげている。ポイントも横並びになっているので最終戦までチャンピオンの行方は決まりそうも無い。今回は鈴鹿シリーズと日程が重なったが、今年は日本一決定戦の会場がもてぎなので後半は鈴鹿を始め全国からの遠征組も加わる予定。激しいレースが続きそうだ。

片桐瑞貴選手コメント
今回は金曜日から練習に入る予定でしたが、体調不良で土曜日だけの練習となってしまいました。練習の時点ではトップと1秒差、ニュータイヤでコンマ1秒差の状態でした。タイムだけでは他の車に遅れを取っていましたが、ドライビングを修正して、ブレーキングの制度を上げることを集中的に走行しました。

今回の一番の収穫はドライビングの向上です。今回がシーズン中盤なので、もっとドライビングのレベルを上げて、課題を改善してシリーズチャンピオンを獲りにいきます。今回も応援して下さったみなさん、ZAP SPEEDのみなさん、ありがとうございました。次戦もよろしくお願い致します。

2014 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第3戦
公式予選正式結果 2014.5.11 晴れ/ドライ 上位10台抜粋
1 2 篠原拓朗 ZAP SPEED ED 2.03.480
2 6 片桐瑞貴 ZAP SPEED ED 2.03.638
3 27 堤 優威 B-MAX RACING 10V 2.04.002
4 75 手塚祐弥 オールドタイマーZAP・ED 2.04.028
5 63 武村和希 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 2.04.187
6 14 長島大輝 ZAP・F109・ED 2.04.416
7 62 里見乃亜 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 2.04.746
8 36 深村 匠 アルビ玉三郎GIA 10VED  2.05.218
9 10 加納亨介 ZAPオミッターズ10V・ED 2.06.026
10 66 上野山晶太 Deep-R・10V関口ED 2.07.935

 

2014 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第3戦
決勝正式結果  2014.5.11 10Laps 晴れ/ドライ
1 6 片桐瑞貴 ZAP SPEED ED 21.00.310
2 27 堤 優威 B-MAX RACING 10V 21.02.514
3 75 手塚祐弥 オールドタイマーZAP・ED 21.03.336
4 14 長島大輝 ZAP・F109・ED 21.05.623
5 62 里見乃亜 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 21.06.935
6 63 武村和希 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 21.15.071
7 2 篠原拓朗 ZAP SPEED ED 21.15.735
8 36 深村 匠 アルビ玉三郎GIA 10VED 21.18.402
9 10 加納亨介 ZAPオミッターズ10V・ED 21.25.850
10 8 廣田 築 ASアートSウインズEDKKS2 21.30.944

 

 

014年S-FJ鈴鹿地シリーズ第3戦 東コース

天気は快晴。前戦の勝者河野駿祐がポールポジション獲得。開幕戦の勝者橋本陸が0.018秒というわずかな差で2番グリッドにつける。
22週の決勝レース、ホールショットを決めたのは河野選手。しかし2週目に橋本選手がトップに躍り出る。4番手からのスタートの吉田宜弘選手は1週目ポジションを上げて3番手浮上。一つ順位を落とした3番グリッドからスタートの佐藤駿介選手までがトップ集団を形成。トップグループの膠着状態が続く中、5番手争いの脇村、平選手のバトルが激しくなってくる。3番手表彰台をかけた争いも20週目、ついに佐藤選手が吉田選手を攻略。トップは2週目から変わらず最後には4.6秒ものギャップを築いた橋本陸選手が今季2勝目を挙げた。以下河野選手、佐藤選手、あと一歩のところで表彰台を逃した吉田選手の順でチェッカーを受けた。