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2014年 S-FJもてぎ選手権シリーズ第5戦

金曜日からここ2戦で連勝している篠原拓朗選手がトップタイム。
他の選手達のターゲットタイムとなりセカンドグループは混戦必死の状況。

予選も篠原選手がリードして他が追う展開に。篠原選手は早々とトップタイムを記録して2ヒートの決勝に備えてピットイン。他のタイムを様子見しながらピットに待機する。
二番手は堤選手、3番手は里見選手、4番手は武村選手、5番手は手塚選手とランキング上位陣が並んだ。

ヒート1篠原選手はスタートを決められず1コーナーで一瞬抜かれたものの、冷静にクロスラインを取ってトップをキープ。その後は本来の走りを取り戻し1ヒートを制した。後続ではシグナルの不具合もあり点灯と消灯タイミングが遅めで数台のマシンがジャンプスタートのペナルティを取られ予選と順位が入れ替わった。

ヒート2はトップ篠原選手がスタートを決め、武村選手、里見選手が続く。1コーナーで5番手スタートの長島選手がアウトから2台を抜いて2番手に浮上。トップを行く篠原選手のペースに2番手移行が離されていく。
この後2番手長島選手が5コーナーでミスを犯し130Rで併走、S字入口でイン側を走っていたところ外側から里見選手がマシンを寄せて接触。この危険行為により里見選手にはペナルティが与えられた。
篠原選手は後半はリードを減らしたものの5秒以上の大差をもって独走で3連勝を修めた。
堤選手が2位、武村選手が3位表彰台となった。
予選7番手から決勝では一時2位を走っていた長島大輝選手が接触によりフロントサスペンションを傷め後退。4位でレースを終えた。

篠原拓朗選手コメント
今回のレースは全てのヒートで1位になれたものの、決勝の後半のペースの問題度がとても大きく、良い勝ち方と言えるレースではありませんでした。
今後のレースはだんだん気温も下がり、タイヤには優しい温度になってはきますが今回と同じことにならない様この課題を改善していきます。
次回は最終戦となり、シリーズポイント争いも絞られてきてはいますが、更に気を引き締めて次戦も優勝してもてぎシリーズを締めくくります。
サポートして下さった方々、応援して下さった方々、ありがとうございました。次戦も優勝しますので応援宜しくお願い致します。

長島大輝選手コメント
今回はメカニックといつも以上に相談し、セット変更も決勝日ながらも良い方向に向かってくれた週末でした。タイムもトップと変わらなくなってきましたが、 今回のレースは接触という最悪な結果で終えてしまいました。開発を担当するF109での価値ある表彰台が見えていただけに、相手選手のつまらない行動によ り台無しになってしまいました。
次回はそんなことがないようにしていただきたいです。次回は最終戦、もっと戦闘力を高めて1位を獲ります!

2014 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦もてぎ東コース
公式予選正式結果 2014.8.31 Fine/Dry
1 2 篠原拓朗 ZAP SPEED ED 1.28.749
2 27 堤 優威 B−MAXRACINGRD10V 1.29.092
3 62 里見乃亜 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 1.29.138
4 63 武村和希 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 1.29.243
5 75 手塚祐弥 オールドタイマーZAP10V 1.29.415
6 91 中西武蔵 シナジーフォーススマイルNRSED 1.29.540
7 14 長島大輝 ZAP・F109・ED 1.29.952
8 10 加納亨介 ZAPオミッターズ10V 1.29.964
9 36 深村 匠 アルビ玉三郎ED10V 1.30.515
10 8 ハンマー伊澤 SウインズEDハンマーバリュー 1.30.781

上位10台抜粋

2014 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦もてぎ東コース
決勝第1ヒート正式結果 2014.8.31 8Laps Cloudy/Dry
1 2 篠原拓朗 ZAP SPEED ED 12.01.868
2 63 武村和希 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 12.06.866
3 91 中西武蔵 シナジーフォーススマイルNRSED 12.08.138
4 62 里見乃亜 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 12.08.755
5 14 長島大輝 ZAP・F109・ED 12.10.285
6 27 堤 優威 B−MAXRACINGRD10V 12.14.054
7 75 手塚祐弥 オールドタイマーZAP10V 12.18.205
8 32 高柳文哉 ARTGRANDPRIX 12.20.492
9 36 深村 匠 アルビ玉三郎ED10V 12.20.841
10 8 ハンマー伊澤 SウインズEDハンマーバリュー 12.24.729

上位10台抜粋 BL:No.2 篠原拓朗 ZAPSPEEDED 1.29.131 3/8 138.22km/h

2014 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦もてぎ東コース
決勝第2ヒート正式結果 (総合)正式結果 12Laps Fine/Dry
1 2 篠原拓朗 ZAP SPEED ED 18.02.930
2 27 堤 優威 B−MAXRACINGRD10V 18.08.614
3 63 武村和希 ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC 18.08.961
4 14 長島大輝 ZAP・F109・ED 18.12.334 18.12.334
5 75 手塚祐弥 オールドタイマーZAP10V 18.12.396
6 91 中西武蔵 シナジーフォーススマイルNRSED 18.12.741
7 10 加納亨介 ZAPオミッターズ10V 18.21.628
8 36 深村 匠 アルビ玉三郎ED10V 18.22.096
9 32 高柳文哉 ARTGRANDPRIX 18.25.906
10 8 ハンマー伊澤 SウインズEDハンマーバリュー 18.26.315

上位10台抜粋

2014年S-FJ鈴鹿シリーズ第5戦 東コース

変わりやすい天気の中、ドライでの予選となった東コースでの第5戦。前回優勝の河野駿佑がポールポジションを獲得。2番手以下には橋本陸、佐藤駿介、平優弥、吉田宜弘と、ここまでが54秒台をマーク。0.4秒以内に5人という激しい戦いとなった。決勝は予選後に降った雨が止み、急速に乾き始めた路面の中、全車ドライタイヤでスタート。
オープニングラップは、先頭の河野から5番手吉田までが順位変動無く、8番手スタートの脇村佑貴が6番手に順位を上げる展開に。2周目には、4番手平がコースアウトし、4番手吉田、5番手脇村、6番手道野高志の順となる。
レースは息苦しいような蒸し暑さの中、トップ河野を必死に追う橋本が、10周目にファステストラップを記録、しかしトップとの差は縮まらず、14周目に河野選手がファステストを塗り替えた。16週目には激しい5番手争いの末、脇村がハーフスピン。道野が5番手に浮上し、未だ乾ききらない難しいコースコンディションの中、吉田、道野といったベテラン勢の活躍が光る事となった。上位4台は、安定した走りでポジションをキープ。結局レースを征したのは、ポールポジションからスタートした河野選手。前戦に続く勝利となった。

河野駿佑選手のコメント
金曜日と土曜日の1本目までは、調子が悪かったですが、土曜日の2本目から、セットがでて良くなりました。予選は、ポールが取れて良かったですが、天気が心配でした。レースは、過去2回レインでの勝ち、今回ドライタイヤで、勝てて良かったです。シリーズ優勝に向けて15ポイント取れて良かったです。残り2レースも頑張ります。

橋本陸選手のコメント
土曜日に、ホームストレートで、ブロックされ車が、かなり壊れ、やりきれない思いでした。メカニックさんが、深夜迄かかって修理してくれ、レースに出ることができました。メカニックさんへの恩返しも含め、このレースは、すごく勝ちたかったですが、残念です。でも精一杯走りました。表彰台2位という順位は、初めてで、不思議な感じです。今までは、優勝か、表彰台を逃がすかのどちらかだったので……。シリーズチャンピオンに向けて、次回が大事です。

佐藤駿介選手のコメント
スタートは、バッチリ決まりました。路面が未だ乾いていない所が、あったので、ラインを外して抜くのをやめました。路面が乾いてきて、前の2台が安定した走りをしていました。自分は一杯一杯で……。本当に悔しいです。もう一度雨が降れば好かったなあと思いました。雨は得意なので。でも、ドライでも、ウェットでも勝てるように、もっと頑張ります。本当に悔しいです。

道野高志選手のコメント
とにかく、とても楽しかったです。仕事の都合で、5月以来のレースです。東コースは、どちらかといえば得意なので、レース中ずっとバトルして本当に楽しかったです。出来れば、吉田さん迄追いついてバトルしたかったです。

吉田宜弘選手のコメント
スタートは蹴り出しよく出たが、2速でシフトミスしてしまいました。何とか無難なポジションで、1周目を終えました。その後は、坦々と走ったという感じです。体力は、問題ないが、1・2コーナーの走りに、課題があります。もっと練習します。

2014年S-FJ岡山シリーズ第3戦

3.703km 雨/ウエット S-FJ=13台 FJ-1600=6台

天候に左右された岡山シリーズ第3戦。2連覇の牧野任祐が2位の片山義章に約3秒もの差をつけ、ポールを獲得する。スタートから攻めた走りの牧野は、オープニングで3.088秒のリードをつけ、その後も周回ごとに差を広げた。2位の片山は単独状態に。4番手からの八巻渉が高柳文哉に1秒以内まで迫り、3位に浮上する。
4周を過ぎた時点で、牧野と片山の差は11.798秒。この頃より裏ストレッチ周辺は雨が強くなってくるが、牧野はまるで『水を得た魚』。差を広げていくばかり。その後も安定した走りを披露、もはや誰も追いつけない。
終盤まで、牧野、片山、八巻、高柳、山岸と順位の変動はなく、チェッカーを受けた牧野は2位片山に、雨の中22.177秒という大差をつけ見事3連勝。唯一1’50秒台に乗せファステストを刻んだ牧野は「最初に攻めた分、雨がひどくなった時にタイヤがきつくなりました。それで少し温存しながら走りました」と語る。それでも52〜53秒台で走行。シリーズチャンピオンへ、また一歩コマを進めた。

FJ-1600は、ポールの兒島弘訓と妹尾俊郎の争いに注目された。スタート失敗で、妹尾に抜かれるも、再び抜き返しトップに浮上する。だが、アトウッドカーブでコースアウトを喫してしまい順位が変動、先を行く妹尾との差が約5秒差まで開いた。だが、「慎重に攻めました」と兒島。もう一度妹尾を捉えトップへ。そのままチェッカーを受け、嬉しいデビューウィン! 「今日がレースデビューなんです。しかも雨だし緊張してしまい、スタートも失敗しちゃって。コースに復帰できてからは、夢中で攻めました! 」兒島は笑顔で喜びを語った。

2014年 S-FJ 筑波第4戦

猛暑の中で行われた筑波シリーズ第4戦。シリーズランキングトップの片桐瑞貴選手が欠場。ZAP SPEEDからは成長著しい山浦聖人選手1台のエントリーとなった。
ポールポジションはKAMIKAZE選手、マスタークラスのドライバーだけに路面温度が高くタイヤのタレやすい状況下でも上手くタイムを出し経験の差を見せつけた。2番手は中西選手、3番手タイムの選手がペネルティとなりグリッド降格。その結果山浦選手は3番手、序盤3連勝した高橋選手が4番手となった。
フォーメーションラップで1台が止まり1周減算にて再スタート。トップ争いをしていたKAMIKAZE選手と中西選手が接触しセーフティーカーが入り中断後に残り11周で2回目のスタートとなった。
再スタートで先頭を走るのは高橋選手。山浦選手が2番手を走行。残り5周の時点で山浦選手が最終コーナーでインに入りトップ浮上。そのままリードを広げて初優勝を飾った。

2014-tsukuba_03

山浦選手コメント
再スタートも若干出遅れてしまいましたが、順位はキープし1番手をずっと狙いました。そしてレースも残り5周、相手の一瞬の隙をつき1番手に上がる事ができました!
そこから残り周回数はスピンしないように気を付けながら走り、初めて優勝することができました!初表彰台で初優勝を飾ることができました!
今回は運も味方につけチャンスも掴んで優勝することができました!

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2014 JAF地方選手権スーパーFJ筑波シリーズ第4戦
公式予選正式結果 2014.8.3 Fine/Dry 上位10台抜粋
1 9 KAMIKAZE スーパーウインズ&花島ED10V 1.00.285
2 91 中西武蔵 シナジフォーススマイルNRSED 1.00.370
3 10 山浦聖人 ZAPオートスペースED 1.00.575
4 18 高橋響太 IDI・ROMANTECミスト 1.00.910
5 66 横地昌重 Deepアクアクララ10VED 1.00.469 ※
6 8 吉田照己 SウインズASアートEDS2 1.00.948
7 31 ハンマー伊澤 スーパーウインズEDハンマーV 1.01.128
8 3 秋山健也 スーパーウインズED・KKS 1.01.191
9 5 河瀬達志 Sウインズ☆TフラップEDKK 1.01.452
10 41 山田弘樹 GENROQ&B-MAX10V 1.02.329

※No.66は、筑波サーキット一般競技規則第19条 1.違反(走路外走行)により、2グリッド降格とした。

2014 JAF地方選手権スーパーFJ筑波シリーズ第4戦
決勝正式結果 2014.4.13 2014.8.3 Fine/Dry 18Laps(赤旗中断で2パート)
1 10 山浦聖人 ZAPオートスペースED 5.29.499/4 11.23.262/11
2 18 高橋響太 IDI・ROMANTECミスト 5.28.519/4 11.23.763/11
3 8 吉田照己 SウインズASアートEDS2 5.31.752/4 11.24.540/11
4 66 横地昌重 Deepアクアクララ10VED 5.34.471/4 11.24.851/11
5 3 秋山健也 スーパーウインズED・KKS 5.33.582/4 11.30.624/11
6 5 河瀬達志 Sウインズ☆TフラップEDKK 5.36.521/4 11.39.551/11
7 41 山田弘樹 GENROQ&B-MAX10V 5.35.189/1 11.40.122/11

 

2014年オートポリス・ゴールドカップ第3戦

日差しが一段と強くなっ14時半。オートポリス・ゴールドカップ第3戦スーパーFJ決勝レースは、全11台が集結し、各グリッドに揃い踏みした。ポールは唯一2分00秒台に乗せた福田詩久がゲットする。フロントロウには初優勝を狙う、若手の吉元陵。その後ろにコンマ5秒差で川地欽也が前を狙う。

シグナルが変わり、好スタートで1コーナーを周ったのは福田。続いて吉元に川地が迫り、早くも両者の接近戦が始まった。ジェットコースター下り坂で、川地が吉元を交わし2位に浮上、オープニングは福田、川地、吉元、田崎と続く。福田が少し抜け出し、2位争いの3台が約2秒以内に詰まる、熾烈な争いと化していった。

福田の独走か!? と思われたこのレースだったが、中盤に差し掛かり2位の川地との差が1秒以内まで近づいてきた。ペースの上がらない福田VS川地に、後続の吉元、田崎が近付き、トップ集団が4台に形成され何度も4ワイドのシーンに! まさにワンミスが命取り状態、ここから益々展開が変化していく。そして、このレース…誰もが雨の予報など予想してなかっただろう。なんと高低差の激しいコース内では、ダウン部分で結構な雨が降り出していた。雨が好きと語る田崎が8周目に吉元を交わし3位へ浮上、川地をも交わし2位へ。しかし変わらず、9周目も4台による接近戦が続く。トップを死守する福田まで、コンマ184まで接近してきた田崎だったが、上りセクション・ブリッジ下でアウトから勝負をかけたその隙に、再び川地がそのインをついて両者は接触! 幸いにも3位で田崎はコース復帰出来たが、川地はガードレースにヒットしてしまい、万事休すに。

ファイナルラップ、ここでドラマはおきた。ダウン箇所の雨はさらにひどくなり、トップを走る福田が一瞬、接近する吉元を見失ってしまう。その隙をついた吉元が、インから一気に福田を交わし、トップへ浮上。残りはあと少し! 福田もまだ諦めてはいない。だが、コンマ193が勝敗を決め、吉元がトップチェッ カーを受け、嬉しい初優勝を成し遂げた。一方、このレースはピットスタートからの佐野新世が、怒涛の追い上げをみせ、4位チェッカーと健闘している。

【優勝】吉元陵

「ニュータイヤで挑んだのですが、どうもしっくり…。スタートが苦手な自分ですが結構いけたと思ったけど、欽也(川地)さんが迫って来ていて(苦笑)。ストレートで水温が上がり焦りましたが、そのうち雨が降ってきたので “ラッキー!” と(笑) 上位がやりあってるのも、様子をみていました。とにかく優勝出来て嬉しいです!」

【2位】福田詩久

「今回はマシンに特に問題はなかった。気温が上がるだろうと思って、タイヤのエアを下げたんですね。そしたら、まさかの雨! ペースが上がらなかったのは、タイヤのエアのせいです。最終に雨がひどくなって、吉元くんが視界から見えなくなったんで “飛んだのかな” と思って左を見た瞬間、右から来られました。天候にやられたレースだったと思う。色々と考えすぎましたね。一昨日から、データを取っていたのに…悔しいので、明日走行して探ります」

【3位】田崎貴英

「予選は1周目スピンをして、ガックリ。最終アタックも他者にひっかかり4番手に。好スタート出来たんで、吉元対川地の争いから一歩引いて冷静に見ていました。アブねえなあ~と(笑)。2位までいけたとき、福田さんのペースが上がらず、4台が団子になっちゃって! 上りセクションで、アウト側から狙っていったら、欽也(川地)さんが開いたかな? とインに入って接触しちゃいました。復帰は「神様お願い!」と祈りましたね~。なんとかきいてくれたみたい(笑)」

川地欽也

「スタートは良かったですねえ。前半はタイヤ温存! だけど、それが裏目に出てしまったかな。温まったころ、上位にビッタシつけて、行けるか? と考えていたんですが…。福田さんのタイヤがきつそうだったけど、なかなか抜けず。そしたら、3,4位が詰まってきて。裏は雨がひどかったですね。接触で左アームが曲がってしまったけど、どうにかチェッカー受けたから、よかったです」

2014年S-FJもてぎシリーズ第4戦

篠原拓朗が第3戦に続いてポールポジションを獲得。
2番手を0.4秒引き離す大差でのPP獲得となった。
2番手は武村和希選手、予選後半にタイムアップしてフロントローを獲得した。
3番手は手塚選手第3戦では3位表彰台に立ったのでそれ以上の順位を狙っている。
4番手は長島選手F109で2列目スタート篠原選手を追う上位陣のタイムは拮抗している。

決勝は全車問題無く綺麗なスタートで始まった。
序盤から篠原が集団を徐々に引き離し、2番手争いが熾烈に行われた。
手塚選手と武村選手と堤選手にスタートを決めた長島選手を交えて熾烈な争いとなる。手塚選手を抜いた武村選手が抜け出して2番手をキープ。手塚選手がシフトミスで一時7番手まで後退。この間に堤選手、里見選手が追いつき長島選手と三台での3番手争いとなる。
終盤2番手を単独で走っていた武村選手がマシントラブルでリタイア。
堤選手が2位、里見選手が3位となった。
篠原選手は独走で優勝、ポールtoウィン、全ラップリーダー、ファステストラップ記録のグランドスラムで完勝した。

コーナーで並びかけるシーンが何度もあったが、接触することなく、ラインもギリギリ一台分を残しての果敢な攻防が見られた。
今後の成長が期待出来る若手達の元気なレースとなった。
篠原拓朗選手コメント
東北シリーズ第4戦では初めてポールtoウィンで勝つことが出来ましたが、充分なリードを築けたので後半守りに入りペースを落としてゴールしました。ゴール後チームの関係者に「そんな事ではもっと高いレベルでは通用しない。レベルの高いステージでは最後まで気を抜けないレースが当たり前になる」とアドバイスを受けたので今回は最後まで攻め続けました。後半にファステストラップを出せた部分が成長出来たポイントだと思います。レース内容は少しずつ良くなっては来ましたが、まだまだシフトミスをしてしまったり、細かいミスが目立つのでこの課題を改善していきます。
堤優威選手コメント
予選、決勝を通して自分の走りが納得いくように走ることができず、まとめることができませんでした。課題としては、練習を重ねミスを少なくすること。またトレーニングなどをして夏場のレースでも集中力を切らすことなく、体力に余裕をもってレースに望みたいと思います。
次のレースではZAP勢に負けないように頑張ります。
長島大輝選手コメント
自分の癖がでてしまい、シフトロックを何度か起こしてしまったり、ブレーキのリリースの仕方が大雑把になってしまったせいでフロントに荷重がうまくのせられず、初心者に戻ってしまったかのような走りをしてしまいました。今回から車載カメラも取り付け、ロガーと映像で自分の走りを評価できるようになったので、8月の最後の週のレースまで初心に戻り、頭の整理をします。少しずつ予選の順位が上がってきているので、第5戦はポールを獲ります!

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2014年S-FJ鈴鹿シリーズ第4戦 フルコース

今年初開催となるフルコースのレースには、じつに20台ものエントリーが集まった。予選はドライ。これだけの台数の中、今季2勝を挙げている橋本陸選手が予選でたった一人15秒台に入れ、ポールポジションを獲得。セカンドに河野駿佑選手、3番グリッドから牧野任祐選手というオーダーとなった。
決勝当日、雨上がりのウェットコンディション。タイヤの選定では全員が難しい判断を迫られる。各車ダミーグリッドへの試走でコースの状況を確認するが、東区間が乾きつつあるのに対し西区間が完全ウェットの模様。10週の決勝レースではほとんどの選手がレインタイヤを装着してスタート。抜群の滑り出しを見せたのは河野選手。トップに躍り出るとすぐさま後ろを引き離しにかかる。2番手には牧野選手が上がるが、後方から佐藤駿介選手が急接近。佐藤選手は2週目に牧野選手をあっさりかわすと、ファステストラップを連発しながらトップを追い上げる。路面コンディションは少しずつドライへと近づいていく。
そして迎えた8週目、ついにテール・トゥ・ノーズとなったトップ争いは佐藤選手が前に出る。抜かれて火が付いたのか河野選手は残り2周、ぴったりと佐藤選手の背後に付け逃がさない。ファイナルラップ、ヘアピンからの立ち上がりで2台が再びサイド・バイ・サイドとなるが、スプーンへの侵入で佐藤選手が大きくはらみ河野選手がトップへ返り咲く。スプーンコーナーから最小限のロスで復帰した佐藤選手が裏ストレートで再び河野選手をロックオン。もう一度2台横並びのまま侵入した130Rではアウト側佐藤選手がこらえきれず若干コースアウト。またも復帰しシケインのブレーキング競争は河野選手が前。シケインの立ち上がりからチェッカーまでに佐藤選手が並びかけるが、0.028秒という僅差で河野選手に軍配が上がった。

2014年東北シリーズS-FJ 東北シリーズ第4戦

7月6日(日) 予選・決勝
スポーツランド菅生 1LAP=3.704km 出走:9台

7月6日(日) 9時予選スタート
天候:晴れ コース:ドライ 気温:23℃ 湿度:68% 路温:40℃

前日の第3戦の予選とは打って変わってドライ路面での予選となった。ポールポジションは第3戦優勝の篠原選手が獲得、早坂選手は最後のアタックで自身のベストを更新するも及ばず2番手となり、3番手には鈴木選手が続いた。

7月6日(日) 時分決勝スタート
天候:晴れ コース:ドライ 気温:27℃ 湿度:60% 路温:53℃

スタートからポールの篠原選手と2番手早坂選手が抜け出すと、他車よりラップタイムで1秒以上上回る両者が少しずつ差を広げていく。早坂選手は、スタート直後はトップの篠原選手の後ろにつけたものの、少しずつ離されていき、最後までその差を詰められずにそのまま篠原選手がトップチェッカー、そこから約3.8秒差で早坂選手が2位となった。
小村方選手はスタート直後からし烈な3〜7位の5台でのバトルの展開を見せ、3周目に5位に浮上、4番手を追いかける。しかし、4番手高柳選手をとらえるもなかなかオーバーテイクはできずにラップを重ねていく。ようやく9周目にホームストレートでスリップにつくと、1コーナーでインを差して4位にポジションを上げる。その後は3番手を走行していた加納選手に追いつく速さを見せるも、12周のレースでは後約0.8秒届かず4位チェッカーとなり、加納選手は3位で逃げ切った。

2014年東北シリーズS-FJ 東北シリーズ第3戦

7月5日(土) 予選・決勝
スポーツランド菅生 1LAP=3.704km 出走:9台

7月5日(土) 9時予選スタート
天候:曇り コース:ウェット 気温:20℃ 湿度:83% 路温:21℃

前回の第2戦で優勝を飾った早坂選手が、第1戦優勝の篠原選手に0.165秒差をつけてポールポジション獲得。2戦連続優勝に向けて弾みをつけた。この両者が1分34秒台のタイムをマークした中、そこから約2秒遅れで小村方選手が3位に入った。

7月5日(土) 12時18分決勝スタート
天候:曇り コース:ドライ

ポールの早坂選手、3番グリッドの小村方選手が好スタート。2番手の篠原選手が出遅れたこともあり、スタート直後に小村方選手が2番手に浮上する一方、2番手の篠原選手はスタートで7番手まで順位を落としてしまう。
トップの早坂選手、2番手の小村方選手が後続との差を少しずつ広げていく中、7番手まで順位を落とした篠原選手が猛追、2周目には3番手までポジションを回復する。
2番手でラップを重ねていた小村方選手だったが、3周目の1コーナーでインから篠原選手にオーバーテイクされ3位に後退する。篠原選手はそこからどんどんとトップを走る早坂選手との差を詰めていく。
10周目、早坂選手を射程圏にとらえていた篠原選手と早坂選手は1コーナーでサイドバイサイドになり、2コーナーに向かう途中、外側に膨らんだところで早坂選手がわずかにオーバーラン。その隙を突いて篠原選手がトップに浮上する。
その後はじりじりとトップ篠原選手が差を広げ東北シリーズ今季2勝目をあげた。早坂選手は2位でチェッカーを受け、3戦連続表彰台獲得。3位には2戦連続表彰台となる小村方選手が続いた。

2014年S-FJ 富士シリーズ第3戦

6月21日(土)予選  6月22日(日)決勝
富士スピードウェイ 1LAP=4.563km 出走:14台

6月21日(土) 9時48分予選スタート
天候:曇り  コース:ドライ 気温:22℃ 湿度:70% 路温:32℃

予選開始後しばらくは1ラップごとにトップが入れ替わる展開が続くが、予選も半分が経過したころに堤選手がトップに立つと、その後に8番手タイムだった神村選手が自身のタイムを0.8秒詰めて一気にトップに浮上する。残り約3分というところで、赤堀選手がトップに立ったが、すぐに今井選手がタイムを更新しトップに立つと、最後のアタックで2番手赤堀選手、3番手神村選手がタイム更新ならず、今井選手がポールポジションを獲得した。

6月22日(日) 9時48分決勝スタート
天候:雨 コース:ウェット 気温:20℃ 湿度:70% 路温:22℃

3番手スタートの神村選手が好スタート。1コーナーまでに2番手スタートの赤堀選手の横に並ぶと、イン側についた赤堀選手と並んで2コーナー〜コカコーラコーナーへと向かうも、パスするには至らない。逆にその隙を突かれコカコーラコーナー立ち上がりで4位に後退してしまう。一方でポールスタートの今井選手は、ストレートで水しぶきをあげながら早くも2番手以降を引き離し始める。
2周目に入るとトップの今井選手と、やや遅れた2〜5位の集団と、6〜9位の中団グループとに分かれる格好となり、それぞれのグループでバトルが展開される。3周目、堤選手との2位争いから赤堀選手が抜け出すと、今度は堤選手と神村選手がテールトゥノーズでの3位争いに。すぐ後ろには倉富選手、そして中団グループから抜け出した大久保選手も接近してくる。
4周目のダンロップコーナー進入、4番手神村選手は外から3番手堤選手の横に並んでブレーキング勝負。しかしここでは堤選手がポジションを守る。
いったんは引いた神村選手だったが、4周目の最終コーナー立ち上がりで堤選手の後ろにピッタリつくと、スリップストリームを利用しホームストレートで外から堤選手の真横に並んで1コーナーへ。進入ではインを抑えた堤選手だったが、クリップを空けてしまったところを神村選手が入り込み、立ち上がりで神村選手が3番手に浮上する。このバトルの間に6番手の大久保選手も2〜5位集団に追いついてきた。
3番手に浮上した神村選手は徐々に2番手赤堀選手との差を詰めてバトルになる一方、プリウスコーナーで5番手を走っていた倉持選手が痛恨のスピン。後ろを走っていた大久保選手が難なく5番手に浮上する。
そして6周目、ホームストレートを立ち上がった3番手神村選手はスリップを利用し1コーナーまでに赤堀選手をかわし2位に浮上、7周目にはレース中のファステストをマークする速さでトップの今井選手を追いかける。
8周目、完全にトップの今井選手をとらえた神村選手は、ダンロップコーナー進入で仕掛けるも、ここは今井選手が踏ん張りトップをキープする。
そして迎えた最終コーナー立ち上がりで、先ほどパスした時と同じように神村選手がトップの今井選手の真後ろにつけホームストレートへ。ここでスリップを利用し神村選手が今井選手の横に並び、コントロールライン付近でついにトップに浮上する。しかしかわされた今井選手もすぐさま神村選手のスリップに入り車速を上げると、半車身ほど右後ろに並んで1コーナーにサイドバイサイドで進入していく。しかしここは神村選手が上回り、立ち上がりで完全にトップに立つ。トップに立った直後はかわした今井選手に攻められる場面もあった神村選手だったが、すぐに引き離していき差を広げると、最後には4.7秒の差をつけて嬉しい自身初優勝を飾った。
3位争いはしばらく堤選手、赤堀選手、大久保選手の3台でのバトルが続いたが、9周目に堤選手が赤堀選手をかわして3位に浮上して抜け出すと、4番手赤堀選手と5番手大久保選手のバトルへ。11周目、再三プレッシャーをかけてきた大久保選手が100Rでインからオーバーテイクし4位に浮上する。しかし、ファイナルラップで大久保選手がミスからオーバーランしてしまい再び赤堀選手が4位に浮上、そのまま赤堀選手4位、大久保選手5位でチェッカーを受けた。