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2014年S-FJ岡山シリーズ第3戦

3.703km 雨/ウエット S-FJ=13台 FJ-1600=6台

天候に左右された岡山シリーズ第3戦。2連覇の牧野任祐が2位の片山義章に約3秒もの差をつけ、ポールを獲得する。スタートから攻めた走りの牧野は、オープニングで3.088秒のリードをつけ、その後も周回ごとに差を広げた。2位の片山は単独状態に。4番手からの八巻渉が高柳文哉に1秒以内まで迫り、3位に浮上する。
4周を過ぎた時点で、牧野と片山の差は11.798秒。この頃より裏ストレッチ周辺は雨が強くなってくるが、牧野はまるで『水を得た魚』。差を広げていくばかり。その後も安定した走りを披露、もはや誰も追いつけない。
終盤まで、牧野、片山、八巻、高柳、山岸と順位の変動はなく、チェッカーを受けた牧野は2位片山に、雨の中22.177秒という大差をつけ見事3連勝。唯一1’50秒台に乗せファステストを刻んだ牧野は「最初に攻めた分、雨がひどくなった時にタイヤがきつくなりました。それで少し温存しながら走りました」と語る。それでも52〜53秒台で走行。シリーズチャンピオンへ、また一歩コマを進めた。

FJ-1600は、ポールの兒島弘訓と妹尾俊郎の争いに注目された。スタート失敗で、妹尾に抜かれるも、再び抜き返しトップに浮上する。だが、アトウッドカーブでコースアウトを喫してしまい順位が変動、先を行く妹尾との差が約5秒差まで開いた。だが、「慎重に攻めました」と兒島。もう一度妹尾を捉えトップへ。そのままチェッカーを受け、嬉しいデビューウィン! 「今日がレースデビューなんです。しかも雨だし緊張してしまい、スタートも失敗しちゃって。コースに復帰できてからは、夢中で攻めました! 」兒島は笑顔で喜びを語った。