2014年S-FJ鈴鹿シリーズ第5戦 東コース

変わりやすい天気の中、ドライでの予選となった東コースでの第5戦。前回優勝の河野駿佑がポールポジションを獲得。2番手以下には橋本陸、佐藤駿介、平優弥、吉田宜弘と、ここまでが54秒台をマーク。0.4秒以内に5人という激しい戦いとなった。決勝は予選後に降った雨が止み、急速に乾き始めた路面の中、全車ドライタイヤでスタート。
オープニングラップは、先頭の河野から5番手吉田までが順位変動無く、8番手スタートの脇村佑貴が6番手に順位を上げる展開に。2周目には、4番手平がコースアウトし、4番手吉田、5番手脇村、6番手道野高志の順となる。
レースは息苦しいような蒸し暑さの中、トップ河野を必死に追う橋本が、10周目にファステストラップを記録、しかしトップとの差は縮まらず、14周目に河野選手がファステストを塗り替えた。16週目には激しい5番手争いの末、脇村がハーフスピン。道野が5番手に浮上し、未だ乾ききらない難しいコースコンディションの中、吉田、道野といったベテラン勢の活躍が光る事となった。上位4台は、安定した走りでポジションをキープ。結局レースを征したのは、ポールポジションからスタートした河野選手。前戦に続く勝利となった。

河野駿佑選手のコメント
金曜日と土曜日の1本目までは、調子が悪かったですが、土曜日の2本目から、セットがでて良くなりました。予選は、ポールが取れて良かったですが、天気が心配でした。レースは、過去2回レインでの勝ち、今回ドライタイヤで、勝てて良かったです。シリーズ優勝に向けて15ポイント取れて良かったです。残り2レースも頑張ります。

橋本陸選手のコメント
土曜日に、ホームストレートで、ブロックされ車が、かなり壊れ、やりきれない思いでした。メカニックさんが、深夜迄かかって修理してくれ、レースに出ることができました。メカニックさんへの恩返しも含め、このレースは、すごく勝ちたかったですが、残念です。でも精一杯走りました。表彰台2位という順位は、初めてで、不思議な感じです。今までは、優勝か、表彰台を逃がすかのどちらかだったので……。シリーズチャンピオンに向けて、次回が大事です。

佐藤駿介選手のコメント
スタートは、バッチリ決まりました。路面が未だ乾いていない所が、あったので、ラインを外して抜くのをやめました。路面が乾いてきて、前の2台が安定した走りをしていました。自分は一杯一杯で……。本当に悔しいです。もう一度雨が降れば好かったなあと思いました。雨は得意なので。でも、ドライでも、ウェットでも勝てるように、もっと頑張ります。本当に悔しいです。

道野高志選手のコメント
とにかく、とても楽しかったです。仕事の都合で、5月以来のレースです。東コースは、どちらかといえば得意なので、レース中ずっとバトルして本当に楽しかったです。出来れば、吉田さん迄追いついてバトルしたかったです。

吉田宜弘選手のコメント
スタートは蹴り出しよく出たが、2速でシフトミスしてしまいました。何とか無難なポジションで、1周目を終えました。その後は、坦々と走ったという感じです。体力は、問題ないが、1・2コーナーの走りに、課題があります。もっと練習します。