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2017 岡山チャレンジカップ S-FJシリーズ第1戦レースレポート

2017 岡山チャレンジカップ S-FJ シリーズ第 1 戦 レースレポート 今年初めにコース改修が行われた岡山国際サーキットにて、改修後初となる岡山チャレン ジカップ第 1 戦が行われた。

そして今年から S-FJ のレギュレーション変更に伴いノーマルエンジンになってからの初 レースでもある。コース改修、そしてノーマルエンジンと、ふたつの大きな変更点の中でどのような結果が 出るのか注目が集まった。

参加台数は 7 台。昨年までは FJ1600 のカテゴリーがあったが、今年からは S-FJ のみのレ ースとなる。昨年 FJ1600 で優勝を重ねていた貫戸幸星 選手も S-FJ にステップアップし ている。

9:00 予選

一斉に 7 台のマシンが黒光りするコースへと流れ込んでいく。 ここでトップタイムを叩き出したのは昨年のチャンピオンマシンを駆る #2 岡本大地 が 1 分 37 秒 874 を叩き出し見事初戦のポールポジションを獲得。 フロントローには 1 分 38 秒 389 で、野田レーシングアカデミーより参戦している #9 岩井 正典が獲得した。 昨年までスーパーカートに参戦していた#61 大島和也が S-FJ 初参戦ながら 1 分 38 秒 457 をマークし 3 番手につけた。 4 番手は#81 妹尾俊郎、5 番手に#27 坂本一世、6 番手に#17 貫戸幸星、#7 バイエルン松尾 は、新しい路面とパワーの落ちたノーマルエンジンに感覚が掴めず最下位に沈んでしまっ た。

13:50 決勝

ブラックアウトと同時に一斉にスタート。 ここでフロントローの岩井が痛恨のスタートミスで最後尾まで沈んでしいまう。 一方で阪本は 1 コーナーアウトから 3 番に浮上した妹尾に並び、2 コーナでインを突き 5 番手から一気に 3 番手奪取に成功。 トップの岡本は快調に周回数を重ねペースを上げていく。2 番手に浮上した大島、序盤はト ップの岡本に付かず離れずだったものの、後半は周回を重ねるごとに徐々に引き離される 展開となった。 スタートミスで最後尾となった岩井は渾身の走りで 2 周目には 3 番手まで順位を戻したが、 トップ集団との差はあまりにも離れており 3 位が精一杯だった。 2017 年 S-FJ 岡山シリーズ最初の優勝は岡本大地が獲得。 2 位に大島和也、3 位に岩井正典と表彰台をテーィンエイジャーが独占し幕を閉じた。

優勝 岡本大地コメント

スタートはうまくいったので、そのまま引き離しての優勝を目指してたんですが、序盤で 大島さんがなかなか引き離されずにミラー越しに映っていたので、ちょっと焦りはありま した。後半になってからは徐々に引き離せたのでよかったです。 金曜日に初めてマシンに乗ってセッティングはいろいろ試したのですがタイムに繋げるこ とができなかったので、去年のチャンピオン兒嶋選手のセッティングをベースに、まずは 乗り手の自分がマシンに合わせてみようと思ったのが吉とでました。

2 位 大島和也コメント

予選で思ったようなタイムが出ず、決勝で少しセッティングを変え賭けにでたんです。 スタートはクラッチミートも決まり好スタートが切れ、序盤のペースもよかったものの、 中盤から徐々にペースが落ちてしまい、そこでセットをミスってしまったと感じました。 優勝した岡本くんとも序盤のペースはそう大差なかったと思うんですが、後半は僕の方が がマシンに合わせれなかった結果が 2 位という順位になったんだと思います。

3 位 岩井正典コメント

スタートが一番大きかったですね。クラッチミートがうまく合わなくて大きく出遅れてし まいました。 練習ではできることが本番では緊張してできない。一番の課題はそこです…。 勝てると思っていたレースだったので余計に悔しいです。

4 位 阪本一世

スタートで 4 位に上がり、そのまま 2 コーナで 3 位に上がって脳裏にチラリと表彰台が見 えたんですが、順位を守ることができませんでした。 僕も、いま崖っぷちなんです。だけど崖っぷちに強い男なので次は結果を残しますよ。