今年も「2017 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース」のサポートレースとして「2017 S-FJドリームカップレース」が10月6~8日に鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周・5.807km)で開催されました。今年で5回目となるドリームカップレース、ステップアップを目指す17才から29才までのドライバーが全国から参戦し、激しい戦いを繰り広げました。
予選
金曜日の公式練習は激しい雨の中で行われ、何度も赤旗が出る状況でまともに練習ができない状況でした。予選当日は曇り、前日から激しく降った雨の影響で予選の行われる時には雨も上がり上空も明るくなってきました。ただ、路面はまだウェッコンディション。予選は乾きつつある路面で行われました。
目まぐるしくコースコンディションが変わる中、遠征組の元気が良く、ポールポジションを獲得した岡本大地選手は岡山シリーズ、2位小倉祥太選手は関東シリーズをメインに活動中です。その後ろに3位岡田琢也選手、4位名取鉄平選手と続きます。
決勝
決勝は秋晴れの中8周で行われました。
スタートはポールポジションから抜群のスタートを決めた岡本選手がトップで1コーナーへ。2位は予選4位の名取選手、3位は予選5位の山内選手、4位は予選6位の荒川選手がそれぞれジャンプアップしオープニングを終了、予選2位の小倉選手は5位までポジションダウンしました。2周目にトップを走る岡本選手がデグナーコーナーで痛恨のスピン、マシンを立て直したものの5位までポジションダウン。これでトップは名取選手、2位に山内選手が浮上。しかし、3周目に名取選手がスプーン進入でスピンしこれを避けようとした山内選手が接触してトップ2台がリタイヤすることとなりました。序盤から波乱続きのトップグループ、3台のアクシデントでトップに立ったのは2周目に荒川選手をパスした小倉選手です。一時は5位まで順位を落とした岡本選手も2位まで順位を挽回し、小倉選手へ迫ります。小倉、岡本、荒川の3選手は4位以下を引き離します。6周目に岡本選手が130Rでアウトから並びかけトップに返り咲くとこのまま逃げ切り優勝を飾りました。2位は小倉選手、荒川選手の順でチェッカーを受けました。