2016 オートポリス ゴールドカップ S-FJ シリーズ最終戦レースレポート

11 月 6 日、晴れ渡る青空の中 S-FJ オートポリスシリーズ最終戦が行われた。 4月の震災で被害を受けたオートポリスではあったが懸命の復旧作業により 10 月に第 2 戦・第 3 戦の連戦が行われ、そして最終戦を迎えることができた。

シリーズ初戦で優勝、第 2 戦・第 3 戦共に 2 位と、常に表彰台に立ちポイントを積み重ね てきた#28 吉元陵が 50 ポイントでランキング 1 位に。 一方で、第 2 戦・第 3 戦をポールトゥーウィンで優勝している#57 吉田宣弘が 40 ポイント と僅差でランキング 2 位に付けている。ランキング 3 位は 37 ポイントで#23 宮本健一が。 チャンピオン争いはこの 3 者に絞られた。

9 時 5 分に予選がスタート。気温 14℃、路面コンディションはドライ。 総勢 17 台のマシンが次々とメインストレートを駆け抜けタイムを叩き出していく。 その中に鈴鹿から遠征してきた#48 加納亨介のマシンの姿もあった。 加納はオートポリスを走るのは今回が初めて。しかし、そんなことを微塵も感じさせない 見事な走りで 1 分 58 秒 840 をマークし最終的にフロントロウを獲得することとなる。 ポールを獲得したのは 1 分 57 秒 641 と唯一 57 秒台を叩き出した#57 吉田宣弘。 3 位に 1 分 59 秒 240 で#28 吉元陵。4 位に 1 分 59 秒 498 で#23 宮本健一と続いた。 (※以下の順位は予選リザルト参照)

決勝戦は 12 時 20 分から行われた。 シグナルオールレッドからブラックアウト。加納が好スタートを決め 1 コーナー手前でポ ールの吉田に並びかけるがあと一歩及ばず。 吉田はオープニングラップから圧倒的な速さで後続車を引き離し 2 位と 7 秒 759 をつけ 3 戦連続ポールトゥーウィンを飾った。 2 位を獲得したのは遠征組の加納。そして 3 位を獲得したのはランキングトップの吉元。 4 位に 14 年シリーズチャンピオンの#51 田崎貴英、5 位に 15 年シリーズチャンピオンの#57 川地欽也と続いた。 ポイントランキング 3 位だった宮本はうまく実力を発揮できず 6 番手に沈んだ。 (※以下の順位は決勝リザルト参照) この結果により僅差で吉田宣弘を抑え吉元陵が 2016 年 S-FJ オートポリスのシリーズチャ ンピオンに輝いた。

2017 岡山チャレンジカップ S-FJシリーズ第1戦レースレポート

2017 岡山チャレンジカップ S-FJ シリーズ第 1 戦 レースレポート 今年初めにコース改修が行われた岡山国際サーキットにて、改修後初となる岡山チャレン ジカップ第 1 戦が行われた。

そして今年から S-FJ のレギュレーション変更に伴いノーマルエンジンになってからの初 レースでもある。コース改修、そしてノーマルエンジンと、ふたつの大きな変更点の中でどのような結果が 出るのか注目が集まった。

参加台数は 7 台。昨年までは FJ1600 のカテゴリーがあったが、今年からは S-FJ のみのレ ースとなる。昨年 FJ1600 で優勝を重ねていた貫戸幸星 選手も S-FJ にステップアップし ている。

9:00 予選

一斉に 7 台のマシンが黒光りするコースへと流れ込んでいく。 ここでトップタイムを叩き出したのは昨年のチャンピオンマシンを駆る #2 岡本大地 が 1 分 37 秒 874 を叩き出し見事初戦のポールポジションを獲得。 フロントローには 1 分 38 秒 389 で、野田レーシングアカデミーより参戦している #9 岩井 正典が獲得した。 昨年までスーパーカートに参戦していた#61 大島和也が S-FJ 初参戦ながら 1 分 38 秒 457 をマークし 3 番手につけた。 4 番手は#81 妹尾俊郎、5 番手に#27 坂本一世、6 番手に#17 貫戸幸星、#7 バイエルン松尾 は、新しい路面とパワーの落ちたノーマルエンジンに感覚が掴めず最下位に沈んでしまっ た。

13:50 決勝

ブラックアウトと同時に一斉にスタート。 ここでフロントローの岩井が痛恨のスタートミスで最後尾まで沈んでしいまう。 一方で阪本は 1 コーナーアウトから 3 番に浮上した妹尾に並び、2 コーナでインを突き 5 番手から一気に 3 番手奪取に成功。 トップの岡本は快調に周回数を重ねペースを上げていく。2 番手に浮上した大島、序盤はト ップの岡本に付かず離れずだったものの、後半は周回を重ねるごとに徐々に引き離される 展開となった。 スタートミスで最後尾となった岩井は渾身の走りで 2 周目には 3 番手まで順位を戻したが、 トップ集団との差はあまりにも離れており 3 位が精一杯だった。 2017 年 S-FJ 岡山シリーズ最初の優勝は岡本大地が獲得。 2 位に大島和也、3 位に岩井正典と表彰台をテーィンエイジャーが独占し幕を閉じた。

優勝 岡本大地コメント

スタートはうまくいったので、そのまま引き離しての優勝を目指してたんですが、序盤で 大島さんがなかなか引き離されずにミラー越しに映っていたので、ちょっと焦りはありま した。後半になってからは徐々に引き離せたのでよかったです。 金曜日に初めてマシンに乗ってセッティングはいろいろ試したのですがタイムに繋げるこ とができなかったので、去年のチャンピオン兒嶋選手のセッティングをベースに、まずは 乗り手の自分がマシンに合わせてみようと思ったのが吉とでました。

2 位 大島和也コメント

予選で思ったようなタイムが出ず、決勝で少しセッティングを変え賭けにでたんです。 スタートはクラッチミートも決まり好スタートが切れ、序盤のペースもよかったものの、 中盤から徐々にペースが落ちてしまい、そこでセットをミスってしまったと感じました。 優勝した岡本くんとも序盤のペースはそう大差なかったと思うんですが、後半は僕の方が がマシンに合わせれなかった結果が 2 位という順位になったんだと思います。

3 位 岩井正典コメント

スタートが一番大きかったですね。クラッチミートがうまく合わなくて大きく出遅れてし まいました。 練習ではできることが本番では緊張してできない。一番の課題はそこです…。 勝てると思っていたレースだったので余計に悔しいです。

4 位 阪本一世

スタートで 4 位に上がり、そのまま 2 コーナで 3 位に上がって脳裏にチラリと表彰台が見 えたんですが、順位を守ることができませんでした。 僕も、いま崖っぷちなんです。だけど崖っぷちに強い男なので次は結果を残しますよ。

2017 鈴鹿クラブマンレース Round1 

■開催概要

  • シリーズ名称: 2017 鈴鹿クラブマンレース Round1
  • 主催 : 京都レーシングクラブ(KRHC)・鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)
  • 協力 : OCCK・ARCN・ARC・チーム淀・AASC
  • 競技 : JAF公認・準国内格式 公認番号2017-3001
  • 会場 : 鈴鹿サーキット 国際レーシング東コース(2.243km)
  • 参加台数 : 20台

2月26日、鈴鹿サーキット東コースで「2017 鈴鹿クラブマンレース Round1」が開幕しました。東コースは1周約2.5KMと短く、抜きどころは1~2コーナーで、予選での順位が特に重要となります。

予選は15分間、ドライコンディションの中行われました。

見事ポールポジションは名取鉄平選手が獲得。山内飛侑選手、吉田宣弘選手と続きます。

レースはポールポジションからスタートした名取選手が先頭で1コー ナーへ進入。2番グリッドスタートの山内選手がそれに続きます。その2台がオープニングラップから後続を引き離すと、3周目に入る頃には名選手取が山内選手をも引き離しにかかります。名取選手は3 周目にファステストラップとなる53秒661をマーク。続く4 周目には山内選手がそれに匹敵する53秒662をマークします。 その頃、名取選手に反則スタートによるドライビングスルーペ ナルティが出されピットイン。これにより山内選手が単独トップに立ちます。2位を走る吉田選手も単独走行でポジションキープ。後方では鈴木智之選手と太田格之進選手の3位争いが激しくなってきます。10周目に53秒349を マークしてファステストラップを塗り変えた山内選手が後続に8 秒883ものアドバンテージを築いてトップチェッカー。2位 は吉田選手。鈴木選手が3位表彰台に上がる結果となりました。