6月20日(土) 予選・決勝
富士スピードウェイ 1LAP=4.563km 出走:13台
6月20日(土) 9時15分予選スタート
天候:曇り コース:ドライ 気温:22℃ 湿度:54% 路温:24℃
序盤から赤堀選手がトップタイムをマーク。8分経過で深村選手が4番手タイムを出すと、今度は飯嶋選手がトップタイムを更新。12分経過で深村選手5位浮上、Chang選手が2位、15分経過で加納選手が1位、最後は再び赤堀選手がトップタイムをマークしポールポジションを獲得した。19分で飯嶋選手が2番手浮上、最後のアタックで小松選手が3位浮上。前回ポールトゥウィンの深村選手は一時4番手タイムをマークしたが、5番手タイムで予選を終えた。
6月20日(土) 13時03分決勝スタート
天候:曇り コース:ドライ 気温:22℃ 湿度:59% 路温:29℃
ポールの赤堀選手が好スタート。2番手飯嶋選手、3番手小松選手もいいスタートを決め、上位3台のトップ争いと、少し離れて加納選手、深村選手の4位争いが展開される。
2周目ホームストレートで2番手飯嶋選手がトップ赤堀選手のスリップに入り、1コーナー進入でトップに浮上。2番手に後退した赤堀選手と3位小松選手のサイドバイサイドになり、その間に少し離れていた4位争いの加納選手、深村選手の2台が接近し5台の団子状態に。2コーナー〜アドバンコーナーを抜け、続くダンロップコーナー進入でインを刺した深村選手が4番手に浮上。しかし、深村選手は3周目ホームストレートでスリップに入られ5位に後退してしまう。さらにその後ろからは6位安部選手も迫ってくる。
しかし4周目、ジャンプスタートによるドライブスルーペナルティが下されていた3番手赤堀選手がピットロードへ向かい戦線離脱。小松選手、飯嶋選手、加納選手のZAP SPEED勢が1-2-3、そして深村選手のオーダーとなり、上位2台が離れ、少し遅れて加納選手、深村選手と続く。そして、加納選手を射程圏に捉えていた深村選手は5周目ホームストレートでスリップストリームを利用して3番手に浮上するも、コカコーラコーナーでかわされ再び4位に。すると、続く安部選手にもかわされ5位に後退してしまう。
迎えたファイナルラップのダンロップコーナー立ち上がりで2番手飯嶋選手が痛恨の単独スピン。復帰する間に加納選手、深村選手がパスして行きそのままチェッカー。小松選手が優勝、加納選手が2位、深村選手が3位表彰台となった。小松選手は開幕線以来の2勝目となった。
スーパーFJ富士シリーズ第3戦
順位 | ゼッケン | ドライバー | エントリー名 | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 22 | 赤堀憲臣 | 150WMユニルオパール10V | 1.52.212 |
2 | 18 | 飯嶋郁陽 | ZAP SPEED・ED | 1.52.577 |
3 | 19 | 小松圭佑 | ZAP SPEED 10V ED | 1.52.733 |
4 | 20 | 加納亨介 | ZAPオミッターズ10V ED | 1.52.874 |
5 | 36 | 深村 匠 | アルビGIA玉三郎10V ED | 1.53.428 |
6 | 25 | 鶴若 昴 | WRSツルワカKK-S2 | 1.53.539 |
7 | 2 | 安部 哲 | ガレージ茶畑10V ED | 1.53.788 |
8 | 8 | 野村大樹 | WRS NOMURA 10V | 1.53.877 |
9 | 37 | 草野貴哉 | アルビメークウィナーED | 1.54.282 |
10 | 41 | 今中大介 | B-MAX・RACING10V | 1.55.480 |
順位 | ゼッケン | ドライバー | エントリー名 | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 19 | 小松圭佑 | ZAP SPEED 10V ED | 22.40.835 |
2 | 20 | 加納亨介 | ZAPオミッターズ10V ED | 22.49.759 |
3 | 36 | 深村 匠 | アルビGIA玉三郎10V ED | 22.51.219 |
4 | 25 | 鶴若 昴 | WRSツルワカKK-S2 | 23.10.549 |
5 | 2 | 安部 哲 | ガレージ茶畑10V ED | 23.10.726 |
6 | 22 | 赤堀憲臣 | 150WMユニルオパール10V | 23.10.942 |
7 | 8 | 野村大樹 | WRS NOMURA 10V | 23.15.194 |
8 | 18 | 飯嶋郁陽 | ZAP SPEED・ED | 23.15.572 |
9 | 37 | 草野貴哉 | アルビメークウィナーED | 23.25.483 |
10 | 41 | 今中大介 | B-MAX・RACING10V | 23.32.258 |
小松選手コメント
ウェットに感覚をアジャストするのに少し時間がかかってしまいました。それで序盤にタイムが出せなくて焦りを生みました。
今後は今回のことを教訓に、直ぐにアジャスト出来るようにします。
また、タイムが悪いことで精神的余裕がなくなってしまうような事が無いようにしていきます。
決勝については特にミスは無かったですが、タイヤを前半から使い過ぎてしまった点については今後の課題です。また、ファステストが取れなかった事も悔やまれます。
レース中盤からずっとトップだったのでスリップが使えなかったこともありますが、より速く走れるようにセッティングやドライビングなどを研究していきます。
加納選手コメント
(予選コメント)
梅雨の晴れ間となりました。金曜日の前日練習が雨でスローペースだったので、体と脳みそがドライ路面のスピードに順応できるか心配だったので、新品タイヤを信頼し、気持ちを強く持って予選に臨みました。しかしながら序盤からリズムに乗れず、なかでもコカ・コーラコーナーを攻め切れず、グリッドは4番手。自分としては悪くない位置ですが、メンタル面でもう少し強さがあれば、フロントローも狙えたと思います。各セクター自己ベストの周に最終コーナーでスピンしたのが悔やまれます。
(決勝コメント)
スタートは可もなく不可もなく、4番手キープのまま1コーナーを通過。上位3台にジリジリと離されてゆく展開でしたが、そのうちの1台にフライングペナルティが下って労せずして3番手。さらに最終ラップで前を走るチームメイトがスピンして労せずして2番手。自力で1台も抜くことなく2つ順位を上げて2位でゴールとなりました。自己最高位ではありますが、内容的には反省点が多く、スッキリしない後味となりました。序盤のタイム立ち上げの悪さ、追い立てられたときの冷静さ、そして絶対的なスピードなど、以前と変わらぬ課題を持ち越しています。しっかりとテーマを持って練習に励みたいと思います。