2014年S-FJ 富士シリーズ第5戦

予選・決勝 富士スピードウェイ 1LAP=4.563km 出走:14台


11月1日(土) 9時45分予選スタート
天候:曇 コース:セミウェット 気温:17℃ 湿度:73% 路温:15℃

日本一決定戦を除く今シーズン最後のシリーズ戦。セミウェットの難しい路面コンディションの中、大久保選手が今季自己最高の3番グリッドを獲得。長谷川選手が4番手に続き、決勝が期待される。草野選手も自己最高の7番グリッドを獲得する一方、神村選手は波に乗れず8番手に留まる。ポールポジションはシリーズランキングポイントリーダーの今井選手、2番手にはTakashi選手が続いた。

11月1日(土) 14時48分決勝スタート
天候:雨 コース:ウェット 気温:17℃ 湿度:77% 路温:17℃

3番手スタートの大久保選手は上位2台とともに好スタートを決め、ポールの今井選手、2番手Takashi選手、大久保選手が早くも先頭集団を形成して2コーナーへと駆け抜けてゆく。大久保選手は3番手ながらペースは速く、2番手を走るTakashi選手に再三プレッシャーをかけながらコカ・コーラコーナー〜ダンロップコーナーへ。ここでの進入でも激しいプレッシャーをかけるがパスには至らない。しかし、その後の13コーナーで外からオーバーテイク。2番手に浮上すると、そのままトップを狙いに行き、ホームストレートで水しぶきをあげながら1位今井選手の後ろにピッタリついて2周目の1コーナーへ。しかし、ここはパスできずに次のチャンスを伺う。

勢いの勝る大久保選手は今井選手を射程圏に捉えたままアドバンコーナーへ。ここで大久保選手は外から仕掛ける。大外から進入して今井選手の横に並ぶと、立ち上がりで完全に前に立ち見事1位を奪取する。その後は後続を引き離し、トップに立った2周目終了時点で早くも2番手今井選手に約2.5秒差をつけトップを快走。そのままトップでチェッカーを受け、自身初優勝を達成した。ポールの今井選手とのバトルを制したTakashi選手が2位で続いた。
4番手スタートから初の表彰台を狙う長谷川選手だったが、スタートを失敗。エンジンストールしかけてしまい、ストールこそしなかったものの12番手付近まで順位を落としてしまい、大きく出遅れてしまう。しかし、ここから長谷川選手が凄まじい追い上げを見せる。次々と前車をパスしていき、オープニングラップのプリウスコーナーで8番手にまでポジションを回復する。続く2周目の2コーナーで7位に上がると、ダンロップコーナー進入で神村選手の前に出て6位、さらにプリウスコーナーで5位に浮上する。
3周目、今度は4番手車両を捉えると、ダンロップコーナーで前車がややオーバーラン。労せずして4位に浮上する。そして5周目についに前を走る今井選手をパスして3位に浮上する。その後は大きく開いた2番手Takashi選手を逆転するまでには至らなかったものの、参戦1年目にして自身初の表彰台を獲得した。
神村選手はオープニングラップを6位で終えると、長谷川選手にかわされ順位を落としながらも、少しずつ順位を上げていき、レース終盤には今井選手とのバトルを制して4位に浮上、入賞を果たした。
草野選手はオープニングラップで10位まで後退してしまうが、1台ずつかわしていき着実に順位を上げていく。7位まで順位を取り戻していくと、10周目にはシリーズランキング2位の赤堀選手をパスして6位浮上、その後は赤堀選手に4秒差をつけてチェッカーとなり、自身初の入賞。アルビレックス・レーシング・チームは出場ドライバー全員が入賞を果たした。

2014富士Rd.5予選リザルト

2014富士Rd.5決勝リザルト