fja_staff のすべての投稿

2016 ゴールドカップレース 第1戦 S-FJ 第1戦

曇り/ドライ 4674km
桜満開の上津江で今年もゴールドカップレース が開幕した。12台が集結したオートポリスシリーズ SーFJ第1戦。久々の参戦「15年ぶりのポールです」とベテラン#23 宮本健一が最前席に君臨する。フロントロウには昨年の覇者#56 川地欽也。だが、コースイン直後にドライブシャフトの破損でピットへ。2番グリッドが空いたまま、今回好調の#28 吉元陵と続いた。

コース上には時折小雨が。好スタートでトップに立った宮本は、ペースを調整しながら順調に走行して行く。しかし3コーナーの進入で、単独のスピンを喫してしまう。後族車は接触もなく宮本を交わし、代わってトップは吉元、続いて#38 Aaron May が追う展開となった。なお、宮本は6位で復帰、ここから猛追撃が始まる。
後半より、吉元がAaronを2.228秒まで引き離し、快調に走行していく。一時は単独になるか? と思われたが、Aaronは吉元に近づき始め、周回ごとに間隔を縮めファイナルラップを迎えた時点では約1.3秒まで迫ってきた。吉元のミラーにはAaronの姿が大きく写る。
ところがチェッカー間近でAaronは単独スピンをし、後退することになってしまう。吉元はミスの無い安定した走りで、そのままチェッカーを受け2度目の優勝を飾った。Aaronは復帰するも、5位という結果に。

一旦6位まで後退した宮本は、ストレートで1台ずつオーバーテイクし表彰圏内まで上昇する。Aaronのスピンにより、チェッカー直前に2位まで繰り上がった。約30年振りのFJ参戦という #9中島功が3位表彰台で、ハンデを感じさせない走行を披露した。なお、4周目よりスタートした川地は「途中だけど、出るからにはファステストを獲ろうと思った」と、小雨でドライという微妙な路面の中、根性の走りで2分00秒336を叩き出し、有言実行を成し遂げた。
[ 優勝コメント ]
#28 吉元陵
「好スタート出来てよかったです。3周目は、スピンした宮本さんのマシンに接触するかと思いました(汗) 。Aaronさんが背後にいたのは分かっていたけど、小雨は降るも路面状態が微妙な感じだったので、ミスなく走れば大丈夫だろうと思って慎重になりましたね。今日は取りこぼしのないように頑張りました! ラッキーな展開でしたね(苦笑) 」

2位
#23 宮本健一
「予選から不安はあったけど、上手くスタート出来て逃げ切れるかな、と思っていました。3コーナーでシフト抜けしてスピン…。エンジンが止まり、復帰するのに時間がかかりましたね。だけど、トップ争いの2台とペースは変わらなかったので、少しでも表彰台に近づくように気持ちを切り替えました。結果的には、あんまり嬉しくない表彰台だけど(苦笑)。スピンした時、後ろの2台が接触せずにうまく行ってくれたので、いや〜…良かったです(汗)」

2016 鈴鹿クラブマンレース Round1

■開催概要
●シリーズ名称: 2016 鈴鹿クラブマンレース Round1
●主催:熱田レーシングクラブ(ARC)・鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)
●協力:AASC・ARCN・チーム淀・OCCK・KRHC
●会場:鈴鹿サーキット 国際レーシング東コース(2.243km)
●参加台数:13台

2月28日、鈴鹿サーキット東コースで「2016 鈴鹿クラブマンレース Round1」が開幕しました。東コースは1周約2.5KMと短く、抜きどころは1~2コーナーで、予選での順位が特に重要となります。

予選は15分間、ドライコンディションの中行われました。見事ポールポジションは吉田選手が獲得、2番グリッドに大井選手、3番手に大石選手と続きます。

レースはポールポジションからスタートした吉田選手が見事なスタートを切り、先頭で1コーナーに入ります。2番手に大井選手が続きます。3週目の1コーナーで大井選手がアウトから吉田選手を交わしトップに立ちます。後方からは3位グループを抜け出した大石選手が吉田選手に迫ります。また、4位争いは浦田選手が板倉選手を交わし浮上します。15週目にコース上にマシンが留まったことにより、セフティーカーがコースインしレースは振出しに戻ります。レース再開後は、大井選手が危なげない走りで逃げ切り、見事優勝を飾りました。後方では浦田選手が大石選手をパスし3位に浮上、更にファイナルラップの1コーナーで吉田選手をパスし2位でチェッカーを受けました。

岡山チャレンジカップ 第1戦スーパーFJレポート

前日の雨がウソのように青空に包まれた岡山国際サーキット。昨年より少し早めに2016年OKAYAMAチャレンジカップシリーズが開幕した。
今年最初のレースは9台が集結、のち2台がFJ1600クラスであり、 ちょうど1年ぶりの参戦となる #4 小川陽三 と、S-FJ初参戦の #27 阪本一世が新たに名を連ねた。
そして、昨年の最終戦でコースレコード更新を惜しくも逃した#2 兒島弘訓の走りに、注目が集まった。

青空は広がっているが、まだ完全に乾ききっていない状態、10時に予選がスタート。金曜日に足回りを大幅に変更したと語る #2兒島が、終了間際に1分37秒589を叩きだした。平川 亮 が持つコースレコード1分37秒969をコンマ3秒上回り、晴れてレコードホルダーの座をもぎ取る。予選順位は、ポールポジション#2兒島弘訓、フロントロウに#51福田詩久、#‎7バイエルン松尾、#‎81妹尾俊郎、#‎4小川陽三、#‎6サンタガータ上岡、#‎60貫戸幸星、#‎27阪本一世、#‎5小野拓哉と続いた。

14時決勝。路面は完全に乾き、ドライコンディションでの争いとなった。ブラックアウトと同時に一斉にスタート。ここで兒島が少しもたついてしまう。その隙に福田が差を詰め、1コーナー勝負に持ち込みインから差そうとするが、惜しくも兒島を抜くことができず、これが最大のチャンスを逃すことになった。3周目、妹尾とサンタガータ上岡が接触、両者はリタイアとなってしまい、ここで万事休す。
一方、兒島は周回を重ねるたびにファステストを更新、ファイナルラップでも1分38秒189を出し、やがてチェッカーを受けた。2位の福田に27秒の差をつけ、ポール トゥ ウィンで開幕戦を制した。マシンのカラーリングを変えたバイエルン松尾が3位に、FJ1600クラスは小野が1位を獲得している。
【優勝:#2兒島弘訓 】
「金曜日の練習走行で、足回りのセッティングを大幅に変更してみたんです。ある意味、大冒険ですよね。それで以前のセットと同じくらいのタイムが出ていて、このセッティングの走り方に慣れれば絶対に速いと思ったので、予選と決勝もこのセッティングで挑みました。スタートは若干もたついてしまったんですが、福田選手もスタートが完璧ではなかったのでそれに助けられたという感じです。途中でイエローが出ていたのでペースをちょっと落としたんですが、その後は徐々にペースを上げて37秒台を目指しました。ですが後半、タイヤの内圧が上がっていくにつれリアのスタビリティーがなくなって滑るようになってきたので、ペースを落とさざるを得なかったのが課題かなと思います。今回、コースレコードを更新できたので、目標のうちのひとつは達成できました。今年の目標は全戦全勝。日本一決定戦で優勝しスカラシップを獲得します」

6年ぶりにコースレコードを更新したにも関わらず、『2コーナーが湿っていたり、アトウッドでクリップ外したりと、ミスもあったので素直に喜べないというか……やりきったという感じはなかったですね。』と、淡々と話す兒島であった。

2015 S-FJ&F4日本一決定戦 スーパーFJ レースリポート

●シリーズ名称:2015鈴鹿クラブマンレースFinal Round/2015 S-FJ&F4日本一決定戦
●主催:淀レーシング(チーム淀)・鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)
●協力:ARC・AASC・ARCN・OCCK・KRHC
●競技:JAF公認・準国内格式 公認番号2015-3004
●会場:鈴鹿サーキット フルコース(5.807km)
●参加台数:34台
●開催日:2015年12月5日(土)、6日(日)
●天候:晴れ
●路面:ドライ

12月5日(土)、6日(日)の2日間、鈴鹿サーキットフルコースで「2015鈴鹿クラブマンレースFinal Round/2015 S-FJ&F4日本一決定戦 」が開催されました。
鈴鹿サーキットで2年ぶりとなるS-FJの日本一決定戦は34台が参戦しました。
A、Bの2グループに分かれて12月5日(土)に公式予選と6周による第1 レグが行われました。そして6日(日)は、第1レグで勝ち上がった上位10台ずに加え、5周による敗者復活戦から勝ち上がった10台の合計30台が決勝レースで日本一を目指いします。各地方選手権の上位ランカーが激しいバトルを披露しました。

第1レグは、AグループはNo.34阪口晴南選手、BグループはNo.58大湯都史樹選手がトップ勝上がり、阪口選手がポールポジションを獲得、2番手に大湯選手となりました。
鈴鹿チャンピオンの平木玲次選手がフォーメーションラップ でマシンをストップ。ポールポジションスタートの阪口選手が先頭を奪います。スタート直後にスピンしたマシンがコース上に留まったことにより、セーフティカーがコースイン。2周目終了時点でセーフティカーがコースを離れ、レースがリスタートし、阪口選手がトップをキープ。それに大湯選手、10番スタートの山田遼選手と続きます。阪口選手は他を寄せ付けない速さで独走状態に、大湯選手も単独2位となります。その後方では、山田選手、八巻渉選手、川合孝汰選手、兒島弘訓選手、小高一斗選手らによるが激しい3位争いが繰り広げられました。その中から、小高選手が抜け出し3位に浮上すると、後続を引き離し単独3位 となりました。阪口選手が後続に7秒838のアドバンテージを築いてポールtoウィンを飾り、日本一に輝きました。2位は大湯選手、3位は小高選手とティーンエイジャードライバーが表彰台を独占する結果となりました。

2015年岡山チャレンジカップ 第5戦

山々が色鮮やかに染まった岡山国際サーキット。第4戦でチャンピオンを決めた #58 大湯都史樹不在の中で開催されたチャレンジカップ第5戦。全8台のうち、FJ1600クラスが2台エントリーしての最終戦となった。路面温度が低い中、練習走行で好調だった #2 兒島弘訓が、予選でも好タイムを連発。
最終アタックで1分37秒876という、あわやコースレコード更新かと思わせるタイムを叩きだし、ポールポジションを獲得する。今期3戦目の #1 大原佳祐は39秒169をマークし、フロントロウから挑む。第4戦から参戦している高校生ドライバー #44 小野寺匠は42秒532で3番手。その後に、#7 バイエルン松尾、#6 サンタガータ上岡、#12 千坂勉、#60 貫戸幸星、#5 小野拓哉と続いた。

11時50分からの決勝レース。ブラックアウトと同時に各マシンが一斉にスタートした。ポールの兒島がスタートを決めたのに対し、大原はスタートミスにより出遅れてしまう。兒島との接戦に持ち込みたい大原は、1周目に松尾をパスし2位に浮上。兒島を追従しようとするが、その差はすでに3秒ほど開いていた。

中盤、小野寺の左リアタイヤと松尾のフロントウイングが接触してしまうアクシデントが発生。小野寺のマシンはリタイアとなり、ここで万事休す。松尾も一旦ピットインすることになった。トップを走る兒島は、大原に15秒246の差をつけフィニッシュし、ポール トゥ ウインで初優勝を飾った。粘りの走りで #12千坂勉が表彰台をゲットしている。なお、FJ1600クラスは #60 貫戸幸星が優勝。

優勝 #2 兒島弘訓
「シグナルが消えた瞬間の反応が、今までで一番悪かったかなと感じましたが、その後のホイールスピンの量でいうと今回がベストでした。だからプラマイゼロで(笑)スタートしてからは全力でアタックしました。ただ、予選よりも路面温度が高くなっていたので2コーナーのクリップ付近で若干オーバーが激しい状態になってしまって。もうちょっとアンダー気味のセッティングにしておけば、まだタイムを上げれたのかなと思います。」

2位 #1 大原佳祐
「スタートでミスってしまいました。ホイールスピンとシフトミスが重なってしまって…。決勝前にセッティングを変えて、タイムの上がりがよかったんで、当たってる(セッティングが合ってる)方向にいってたと思います。バトルの駆け引きには自信があったので、接戦に持ち込みたかったんですが、兒島選手との差が開きすぎましたね。」

2015年オートポリス・ゴールドカップ第5戦

オートポリスシリーズもいよいよ最終戦。ランキングトップは #56 川地欽也であり、#9 佐野新世と#27中村玄がそれを覆すか、という状況である。8時50分より始まった予選はハーフウエット状態のため、各車ウエットタイヤを装着。今回、岡山シリーズチャンピオンの称号を掲げて参戦・#58大湯都史樹のみ、スリックタイヤで挑む。
ポールは「まさか自分とは思わなかったので、驚きです」と語る昨年のタイトルホルダー・#88 田崎貴英が獲得。フロントロウに #6 大塚隆一郎、そして #28 吉元陵、川地は4番手からとなった。注目の大湯は8番手から勝負をかける。

12時10分からの決勝、10台がグリッドに並んだ。雲は変わらず厚いままだが、時折晴れ間も出るほどで、路面も乾いている。好スタートを見せた田崎に続き、大塚、川地。そして大湯が一気に4位まで浮上。だが、3コーナーで田崎が単独のスピンを喫してしまい大きく後退する。変わってトップは大塚、そして川地、大湯と続く。その後、大湯が川地を交わし、オープニングは大塚、大湯、川地、吉元の順で帰ってきた。

大湯は1分59秒台を刻み、トップの大塚よりも速いペースで追随してくる。「アライメントがおかしかった」と大塚は苦戦、4周目のストレートで両者の差は0.425秒まで縮まり接近戦となるが、3コーナーで両者が接触。大塚はグラベルへ出てしまい、復帰するも後方へ沈んでしまう。ここで大湯がトップに立ち、ファステストを出しながら2位 川地との差を広げていく。7周目を終えた時点で、一旦は後退した田崎が猛プッシュをかけ、川地に0.72秒まで迫ってきた。やがて2ヘアで川地をとらえ、2位に浮上。怒涛の追い上げ劇を披露した。 川地も離されまいと必死に粘るが、順位は変わらずのまま。トップの大湯は中盤から独走状態を築き、田崎に11秒176の差をつけチェッカーをうけた。唯一、2分を切るタイムでの走行である。川地は3位表彰台とし、2015年シリーズチャンピオンを獲得した。

優勝:#58大湯都史樹
「予選のタイヤチョイスは、運が良ければ(路面状況が急激によくなったら)バーンと上がれるかと思ってメカニックさんと決めました。厳しい状況でも走れるように、ということで(苦笑)。 8番手からだったので、序盤で前に出たいと思っていたのでよかったです。あ、大塚さんとバトルしていた際、シフトミスをしてかなり焦りましたが。前回出た富士で勝てなかったので、今回は慎重になりました。目標は2位に10秒以上の差をつけて勝つことでした。それが果たせたので本当に嬉しいです。ここオートポリスはすごく楽しいコースですね。たぶん1番好きなレイアウトかもです」

2位: #88 田崎貴英
「3コーナーに入る時、ちょっと頑張り過ぎましたね〜。突っ込み過ぎて回ってしまいました。その時にスピードメーターが壊れてしまい、どれくらいのペースか分からないまま走行していたのが、かえってよかったんじゃないかな(笑) 思いのほか速いペースで走れていたみたいで(笑)」

3位: #56 川地欽也 シリーズチャンピオン獲得
「前戦のクラッシュで走行出来ないまま、今回いきなり予選から挑んだレースでした。オープニングで目の前の田崎さんが回っちゃって…なんとか避けたけど、大湯君が迫ってきて抜かれちゃいました。このまま完走したらタイトルは獲れるけど、終盤に田崎さんから抜かれた後“どうせなら、やっぱり勝ちたい! と思いましたが、姿は見えるもリアがきつくて、これ以上は無理でしたね」

【今年を振り返って】
「自分の力でとったわけではない…という感じでしょうか。第2戦までは吉田(宣弘)君がいたから、そのまま出られていたら太刀打ち出来ないと思うし。でも自分では、40歳過ぎてここまで来れたので、結果的によかったと思いますね(笑)」

2015年 S-FJドリームカップレース

今年も「2015 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース」のサポートレースとして「2015 S-FJドリームカップレース」が9月25~27日鈴鹿サーキット国際レーシングコースで開催されました。今年で3回目をむかえるこのレースは、ステップアップを目指す17才から29才までのドライバーが全国から参戦し、激しい戦いを繰り広げました。

土曜日に行われた30分間の予選は、前日のフリー走行とは異なりドライコンディション中で行われました。予選は序盤から圧倒的な速さを見せつけたNo.34阪口晴南選手がポールポジションを獲得、2番手No.24平木玲次選手、3番手No.61小高一斗選手と続きました。

決勝レースは8周で行われる予定でしたが、フォーメーションラップ中に後続でクラッシュが発生し赤旗中断となりました。その後、1周減算の7周でレースは再開。
ポールポジションからスタートした阪口選手がトップで1コーナに入ります。2番手以降は小高選手、平木選手、平選手と続きます。レース序盤は坂口選手と小高選手が徐々に3番手以降を引き離していきます。レース中盤、坂口選手が小高選手を徐々に引き離していくと、そのままトップを守り切り見事優勝を飾りました。最終ラップまで激しいバトルを繰り広げた3位争いは平木選手、平選手、八巻選手、岡村選手の順でチェッカーを受けました。

2015_suzuka-dream01

2015 鈴鹿クラブマンレース Round2

●シリーズ名称: 2015 鈴鹿クラブマンレースRound5
●主催:京都レーシングハイブリッドクラブ(KRHC)・鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)●協力:オムニバスカークラブ オブ カンサイ(OCCK)・ARC・ARCN・AASC・淀レーシング ●競技 : JAF公認・準国内格式 公認番号2015-3003
●会場:鈴鹿サーキット 西コース(3.475km)
●参加台数:14台
●開催日:2015年9月13日(日)
●天候:晴れ
●路面:ドライ

9月13日、鈴鹿サーキット西コースで「2015 鈴鹿クラブマンレース Round 5」が開催されました。約半年ぶりの西コースでのレースです。予選は10分間、ドライコンディションの中で行われました。見事ポールポジションを獲得したのは平優弥選手、2番グリッドに大井偉史選手と続きます。

レースはポールポジションスタートの平木玲次選手が、まさかのエンジンストール。大井偉史選手がトップに立ちます。2番手に岡村建選手、3番手に大石裕基選手、4番手に平優弥選手の順でオープニングラップを終えます。、2周目に岡村選手が大井選手をパスし先頭に立ちます。オープニングラップを8位で終えた平木選手は2周目終了時点で6位まで挽回。大石選手も大井選手をパスし2位に浮上。岡村選手は大石選手以降を引き離していきます。レース中盤になると大石選手、大井選手、平木選手、平選手が2位争いを展開。大石選手がスピンした後も大井選手、平木選手、平選手はテールtoノーズ のバトルを披露。2位に浮上した平木選手がファステストラップを更新しながら岡村選手とのタイムギャップを詰めるがパスするには至らず、岡村選手がスーパーFJのデビュー ウィンを飾りました。

2015年スーパーFJ東北シリーズ 第4戦

9月6日(日)予選・決勝 スポーツランド菅生 1LAP=3.704km 出走:6台
9月6日(日) 8時55分予選スタート
天候:曇り コース:ウェット 気温:20℃ 湿度:78% 路温:21℃
天候は曇りながらも、朝の雨がまだ残っている路面状況で予選開始。
コースイン1周目の3コーナー、タイヤが温まっていない為かシリーズランキングポイントリーダーの加藤選手がスピンを喫してしまう。スピン後、コースに復帰する際にやや焦ってしまった加藤選手はトランスミッションを痛めてしまいピットイン。そのまま計測できずに予選はリタイアとなる。
予選トップ争いは長谷川選手と関西より遠征の上村選手とでお互いにタイムを更新し合い、激しいポールの取り合いとなるが、最終的に上村選手がポールポジション獲得。長谷川選手は計測残り1周となる8周目にベストを出すも0.6秒届かず予選2位となった。
9月6日(日) 11時53分決勝スタート
天候:曇り コース:ドライ 気温:22℃ 湿度:74% 路温:29℃
シグナルブラックアウトでレーススタート。最後尾の加藤選手が好スタートを決め、1コーナー進入までに中村凌選手をパス、4コーナーで小松選手をインからかわし4番手へ浮上する。加藤選手は前を走る豊島選手に引っかかる形で2周目へ入るが、ホームストレートで豊島選手の後ろでスリップストリームに入り、2周目の1コーナー進入でインを取り3番手に浮上する。
一方、先頭集団は上村選手、長谷川選手の上位2台が少し抜け出す格好に。後続との差を徐々に広げていく。
4周目、トップ上村選手との差を詰めてきた長谷川選手がホームストレートでスリップに入り1コーナーでイン側からオーバーテイク、トップに浮上する。しかし、バックストレッチで後ろにピッタリつかれると、馬の背コーナー進入のブレーキングでインを取られ2番手に後退してしまうが、すぐさま5周目ホームストレートで再びスリップに入り、今度はアウト側からオーバーテイク、再びトップに立つ。
迎えた8周目、上村選手と長谷川選手にジャンプスタートによるドライブスルーペナルティの裁定が下され、9周目に2台そろってピットロードへ。その間に加藤選手が難なくトップに浮上する。
ドライブスルーペナルティを消化した2選手は3番手に浮上していた小松選手の後ろでコースに復帰。小松選手、長谷川選手、上村選手の三つ巴のバトルになるが、3位争いは小松選手をパスした長谷川選手と上村選手のバトルに。
レースはファイナルラップへ。10秒以上差をつけていた加藤選手がそのままチェッカー。豊島選手が2位につける。一方、3位争いで上村選手に先行を許していた長谷川選手だったが、最終コーナーからホームストレート立ち上がりで上村選手の真後ろにピッタリつけスリップに入ると、車速を伸ばして最後は車を右に振ってゴールラインへ。2台が並んでゴールラインを通過するも、わずか0.097秒長谷川選手が上回り、見事逆転3位でチェッカーを受けた。
小松選手は3周目、一時4番手に後退した豊島選手のスリップに入り、1コーナー進入でイン側にポジションを取り見事パス。3番手となる力走を見せたが、翌周にパスした豊島選手に逆転され4番手に後退。長谷川選手、上村選手のペナルティに伴い一時は3位を走るも、最終的には5位でフィニッシュ。中村凌選手が6位で続いた。
今回の結果により加藤選手は最終戦でリタイヤしない限りシリーズチャンピオンとなる。

2015年岡山チャレンジカップ第3戦

強い陽射しのもと、岡山SーFJシリーズ第3戦が開催された。皆の注目は、#‎34阪口陽南の参戦。7月に16歳になったばかりで、今回が四輪デビュー戦となるが、すでにカート界では知らない人はいないほどの実力者である。この日、JAF-F4西日本のダブルヘッダーにも参戦。
12台での予選、その阪口が序盤から終始トップの座を守る。いっぽう2番手争いは、#‎2兒島弘訓、#‎28片山義章、#‎58大湯都史樹、が1分39秒台でひしめきあっていた。最後のアタックで、阪口が38秒台を叩き出す。順に片山、兒島、ランキングトップの大湯は4番手からのスタートとなった。

決勝では、阪口がスタートを難なく決め、トップで1コーナーを周る。4番グリッドからの大湯が好スタートを決めて3位に浮上、逆に兒島は一歩出遅れてしまう。大湯はヘアピンで片山を交わし、2位まで上がってきた。しかし、片山も離されることなく1秒以内で大湯の背後に迫る。そのすぐ後方では、#61 吉田宣弘と兒島の接近戦が白熱していた。しかし、その吉田になんとフライングスタートの掲示が。ドライブスルーペナルティとなり、ここで吉田は後方へと下がってしまった。
トップの阪口は、周回毎に2位大湯との差を広げ、四輪デビュー戦とは思えぬパフォーマンスを見せる。8周を終えた時点で1分39秒台を叩き出し、ただ一人40秒台の壁を越えた。独走の阪口とは対照的な大湯と片山の接近戦、その差は最後まで1秒以内であったが、大湯が譲ることなく、阪口・大湯・片山の順でチェッカーを受けた。現在シリーズチャンピオンの大湯に新たな強敵が出現、2015年の岡山シリーズは最後まで予測のつかないレースが繰り広げられそうである!
【優勝】 #34 阪口陽南
「今回、JAF-F4とのWエントリーだったので、その分自信はありました。しかし、予選のラップタイムは良くなかったので不満ですね。木金土よりも遅いです。決勝ではスタートは落ち着いていけました。ちょっとインに入られかけましたが(汗)。後半になるにつれ、タイヤとマシンのバランスが合ってきて。今回すごく乗りやすいクルマに仕上げていただきました、メカニックの皆さんに凄く感謝しています。自分での採点は、今回デビュー戦は80点でしょうか(苦笑)。クルージングしているように見えたようですが、結構…というか、かなりガムシャラに走っていました。今年はおそらく…あとの2戦出れるのでは? と思います。」
【2位】#2 大湯都史樹
「ポールを獲れなかったのは、自分の力量です。スタートで一発前に出るしかない! と思っていました。今までで一番の良いスタートが決まって、ホッとしました(笑) ヘアピンで片山選手を抜いて2位に浮上出来ましたが、ずっとミラーに片山君が写っていました。まだ、自分の走り方にクセがあり…かなり悩むところです。まあ、何よりスタートで良いリズムが刻めたので、そのままいけたー!という感じですね。マシンに問題も無かったし、優勝出来なかったのは自分のせい。次回はもっと煮詰めて頑張ります!」