4 月の第 2 戦から約 4 か月ぶりに開催された岡山チャレンジカップ第 4 戦。 (岡山チャレンジカップ第 3 戦では S-FJ シリーズは開催されず) 今回はサマーフェスティバルと銘打たれいることもあり、多くの遠征組も参戦しシリーズ 第 3 戦・第 4 戦と、二日間に渡って開催された。 参加台数は当初 16 台だったものの、金曜日の練習走行でのクラッシュに伴い 1 台が辞退し 15 台となった。
まず土曜日に予選と S-FJ シリーズ第 3 戦が行われ、日曜日に第 4 戦が行われる。 スターティンググリッドの順番は、予選でのベストタイムで好成績を収めた順に第 3 戦の グリッドが決められ、セカンドタイムが第 4 戦のグリッドに採用される。
予選が始まったのは 10 時 5 分。 晴れ渡る青空の中、エキゾーストサウンドを轟かせながらすべてのマシンがコースへと流 れていく。 ここで 1 分 39 秒 428 をマークしポールポジションを獲得したのは、2 連勝中の#2 岡本大 地。15 台中、唯一の 39 秒台を叩き出し強さを見せつけた。 フロントローを獲得した#57 吉田宣弘は 1 分 40 秒 058。 そして 1 分 40 秒 121 をマークし 3 番グリッドを獲得したのは、今季鈴鹿シリーズ第 3 戦で 岡本と最後まで激しいバトルを繰り広げた#60 山内飛侑。 鈴鹿シリーズ第 2 戦、強豪を抑え制し優勝した#43 鈴木智之が 1 分 40 秒 302 で 4 番手につ けた。 5 番手はシリーズランキング 2 位の#61 大島和也。6 番手に#44 前川涼輔。7 番手は#34 荒 川鱗。8 番手に#58 村松向日子と、8 番手までが 40 秒台と、決勝では激しい戦いが起こる のではと予想された。
第 3 戦の決勝の決勝が行われたのは 14 時。じりじりとした暑さがサーキットを包みこむ。 スタートを決めホールショットを奪ったのはポールの岡本大地。 その岡本の後方を、吉田宣弘、山内飛侑、鈴木智之、大島和也、前川涼輔と、大きな変動 なく 2 コーナーへと流れ込んでいく。 しかしオープニングラップのうちに順位に動きが見られた。 3 番手の山内が、ヘアピンコーナーでインをつき吉田から 2 番手を奪取。そして 7 番手スタ ートだった荒川麟が、前川をオーバーテイクし 6 番手に浮上。
2 周目、激しい 4 番手争いの攻防戦を繰り広げていた鈴木と大島であったが、鈴木のマシン がリボルバーコーナー立ち上がりでアウトに膨らみ、マシン右側が縁石の外へ。激しい砂 埃を上げてながらコースに戻るも、その隙を突いて大島と荒川に抜かれてしまう。そして、 その影響で右リアの足回りにダメージを負い、鈴木はその周のうちにピットへと戻り、惜 しくもリタイアとなった。
思わぬ形で 4 番手を手にした大島はペースを上げ、その周に 1 分 40 秒台の走りを見せ、3 番手の吉田に襲いかかる。 そして 5 周目のヘアピンコーナーで、吉田はまたもや大島にインを突かれ 3 番手を奪われ てしまった。
2 番手の山内は必死に岡本を追うも届かず。トップの岡本は順当にラップを刻んでいき、2 番手の山内に 6 秒の差を付け、第 3 戦ポールトゥ ウインを飾った。