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筑波サーキット S-FJ 選手権シリーズ第 3 戦 レースレポート

朝から青空が広がる筑波サーキットで行われた 2017S-FJ 選手権シリーズ第 3 戦。 第2戦までのランキングは、秋山健也選手とKAMIKAZE選手が30ポイントで1位に並び、 3 位に 24 ポイントを獲得している ROCKY 選手。そして大竹将光選手が 23 ポイントで 4 位についている。 この第 3 戦、果たしていったい誰がトップに躍り出るのか大いに注目された。

爽やかな青空とは裏腹に、日差しが容赦なく照りつける中、10 時 10 分より始まった予選。 ここで 59 秒 709 をマークし、見事ポールを勝ち取ったのは #9 KAMIKAZE 。 第 1 戦ウィナーの#1 大竹将光は 59 秒 756 で僅かにトップに届かずフロントローへ。 59 秒 930 で 3 番手タイムをマークしたのは#3 秋山健也。 4 番手以降は、#6 中村俊行、 #11 Rocky、#66 村田修治、#7 本田千啓 と続いた。

決勝は 15 時 20 分と少し遅めではあるが、季節的にまだまだ太陽は高い位置にあり、汗ば む陽気がサーキット全体を包み込んだ フォーメーションラップ後、シグナルブラックアウトと共に 18 周の戦いの火蓋が切って下 された。スタートと同時に 7 台のマシンが一斉に 1 コーナーへと突き進んでいく。 ここで、ホールショットを奪ったのはポールの KAMIKAZE。 3 番手の秋山は好スタートを決め、2 番手の大竹に襲いかかるも、あと一歩及ばず。 オープニングラップは大きな混乱もなくオーダー通りの展開になった。

周回数が重なっていくにつれ、優勝争いは KAMIKAZE、大竹、秋山の三選手に絞られた。 レース序盤、大竹は毎周ごとに1コーナーでKAMIKAZEに右から左から果敢に攻めるが、 トップの KAMIKAZE はこの猛攻を冷静に対処し鉄壁の守りを見せる。 一方、3 番手の秋山も先頭の 2 台よりも速いラップタイムを刻む周もあり、虎視眈々とチャ ンスを伺う。 しかし、レースが終盤に差し掛かると、徐々に大竹と秋山のペースが落ちてきてトップの とのギャップは広がる一方だった。 トップの KAMIKAZE は盤石なレースを展開して、今季初優勝を飾りランキングトップに 躍り出た。

優勝 : KAMIKAZE 選手 「実は今季、走り方を変えたんですよ。マシン自体はすでに成熟していて勝てるマシンに 仕上がってるので、自分がそのマシンに合わせた走り方を今勉強中なんです。それがよう やく実を結びはじめてきたのかなと思います。今回優勝できてランキングトップになれた ことは嬉しいですけど、2 カ月後の第 4 戦は大竹選手や秋山選手も切磋琢磨してくると思う ので厳しい戦いにはなるでしょう。自分も年齢のことを言い訳にせず、もっと走りに磨き をかけていきたいと思います。継続は力なりです。笑」

2 位 : 大竹将光 選手 「後ろに秋山選手もいるので、序盤のうちに勝負をつけたかったんですが KAMIKAZE 選 手の守りが硬かったですね。最終コーナー立ち上がりで距離を詰めれるんですが、ストレ ートで少し離されて 1 コーナーでなかなか並ぶところまではいけなくて…課題は山積みで はありますが、一番に克服しないといけないのはスタートですね。本当に悔しいです。」

3 位 : 秋山健也 選手 「スタートを決めたのは良かったんですが、そこで前の 2 台を追い抜くまでにはいかなか ったですね。最終コーナーや 1 コーナー侵入で(トップ 2 台に)近づく感じなんですが、2 ヘアの立ち上がりでぐっと差ができてしまうんです。本当に厳しい戦いでしたね。次は 8 月、さらに暑くなるので、今の内からしっかり準備していきますよ。」