カテゴリー別アーカイブ: 岡山シリーズ

岡山チャレンジカップ 第1戦スーパーFJレポート

前日の雨がウソのように青空に包まれた岡山国際サーキット。昨年より少し早めに2016年OKAYAMAチャレンジカップシリーズが開幕した。
今年最初のレースは9台が集結、のち2台がFJ1600クラスであり、 ちょうど1年ぶりの参戦となる #4 小川陽三 と、S-FJ初参戦の #27 阪本一世が新たに名を連ねた。
そして、昨年の最終戦でコースレコード更新を惜しくも逃した#2 兒島弘訓の走りに、注目が集まった。

青空は広がっているが、まだ完全に乾ききっていない状態、10時に予選がスタート。金曜日に足回りを大幅に変更したと語る #2兒島が、終了間際に1分37秒589を叩きだした。平川 亮 が持つコースレコード1分37秒969をコンマ3秒上回り、晴れてレコードホルダーの座をもぎ取る。予選順位は、ポールポジション#2兒島弘訓、フロントロウに#51福田詩久、#‎7バイエルン松尾、#‎81妹尾俊郎、#‎4小川陽三、#‎6サンタガータ上岡、#‎60貫戸幸星、#‎27阪本一世、#‎5小野拓哉と続いた。

14時決勝。路面は完全に乾き、ドライコンディションでの争いとなった。ブラックアウトと同時に一斉にスタート。ここで兒島が少しもたついてしまう。その隙に福田が差を詰め、1コーナー勝負に持ち込みインから差そうとするが、惜しくも兒島を抜くことができず、これが最大のチャンスを逃すことになった。3周目、妹尾とサンタガータ上岡が接触、両者はリタイアとなってしまい、ここで万事休す。
一方、兒島は周回を重ねるたびにファステストを更新、ファイナルラップでも1分38秒189を出し、やがてチェッカーを受けた。2位の福田に27秒の差をつけ、ポール トゥ ウィンで開幕戦を制した。マシンのカラーリングを変えたバイエルン松尾が3位に、FJ1600クラスは小野が1位を獲得している。
【優勝:#2兒島弘訓 】
「金曜日の練習走行で、足回りのセッティングを大幅に変更してみたんです。ある意味、大冒険ですよね。それで以前のセットと同じくらいのタイムが出ていて、このセッティングの走り方に慣れれば絶対に速いと思ったので、予選と決勝もこのセッティングで挑みました。スタートは若干もたついてしまったんですが、福田選手もスタートが完璧ではなかったのでそれに助けられたという感じです。途中でイエローが出ていたのでペースをちょっと落としたんですが、その後は徐々にペースを上げて37秒台を目指しました。ですが後半、タイヤの内圧が上がっていくにつれリアのスタビリティーがなくなって滑るようになってきたので、ペースを落とさざるを得なかったのが課題かなと思います。今回、コースレコードを更新できたので、目標のうちのひとつは達成できました。今年の目標は全戦全勝。日本一決定戦で優勝しスカラシップを獲得します」

6年ぶりにコースレコードを更新したにも関わらず、『2コーナーが湿っていたり、アトウッドでクリップ外したりと、ミスもあったので素直に喜べないというか……やりきったという感じはなかったですね。』と、淡々と話す兒島であった。

2015年岡山チャレンジカップ 第5戦

山々が色鮮やかに染まった岡山国際サーキット。第4戦でチャンピオンを決めた #58 大湯都史樹不在の中で開催されたチャレンジカップ第5戦。全8台のうち、FJ1600クラスが2台エントリーしての最終戦となった。路面温度が低い中、練習走行で好調だった #2 兒島弘訓が、予選でも好タイムを連発。
最終アタックで1分37秒876という、あわやコースレコード更新かと思わせるタイムを叩きだし、ポールポジションを獲得する。今期3戦目の #1 大原佳祐は39秒169をマークし、フロントロウから挑む。第4戦から参戦している高校生ドライバー #44 小野寺匠は42秒532で3番手。その後に、#7 バイエルン松尾、#6 サンタガータ上岡、#12 千坂勉、#60 貫戸幸星、#5 小野拓哉と続いた。

11時50分からの決勝レース。ブラックアウトと同時に各マシンが一斉にスタートした。ポールの兒島がスタートを決めたのに対し、大原はスタートミスにより出遅れてしまう。兒島との接戦に持ち込みたい大原は、1周目に松尾をパスし2位に浮上。兒島を追従しようとするが、その差はすでに3秒ほど開いていた。

中盤、小野寺の左リアタイヤと松尾のフロントウイングが接触してしまうアクシデントが発生。小野寺のマシンはリタイアとなり、ここで万事休す。松尾も一旦ピットインすることになった。トップを走る兒島は、大原に15秒246の差をつけフィニッシュし、ポール トゥ ウインで初優勝を飾った。粘りの走りで #12千坂勉が表彰台をゲットしている。なお、FJ1600クラスは #60 貫戸幸星が優勝。

優勝 #2 兒島弘訓
「シグナルが消えた瞬間の反応が、今までで一番悪かったかなと感じましたが、その後のホイールスピンの量でいうと今回がベストでした。だからプラマイゼロで(笑)スタートしてからは全力でアタックしました。ただ、予選よりも路面温度が高くなっていたので2コーナーのクリップ付近で若干オーバーが激しい状態になってしまって。もうちょっとアンダー気味のセッティングにしておけば、まだタイムを上げれたのかなと思います。」

2位 #1 大原佳祐
「スタートでミスってしまいました。ホイールスピンとシフトミスが重なってしまって…。決勝前にセッティングを変えて、タイムの上がりがよかったんで、当たってる(セッティングが合ってる)方向にいってたと思います。バトルの駆け引きには自信があったので、接戦に持ち込みたかったんですが、兒島選手との差が開きすぎましたね。」

2015年岡山チャレンジカップ第3戦

強い陽射しのもと、岡山SーFJシリーズ第3戦が開催された。皆の注目は、#‎34阪口陽南の参戦。7月に16歳になったばかりで、今回が四輪デビュー戦となるが、すでにカート界では知らない人はいないほどの実力者である。この日、JAF-F4西日本のダブルヘッダーにも参戦。
12台での予選、その阪口が序盤から終始トップの座を守る。いっぽう2番手争いは、#‎2兒島弘訓、#‎28片山義章、#‎58大湯都史樹、が1分39秒台でひしめきあっていた。最後のアタックで、阪口が38秒台を叩き出す。順に片山、兒島、ランキングトップの大湯は4番手からのスタートとなった。

決勝では、阪口がスタートを難なく決め、トップで1コーナーを周る。4番グリッドからの大湯が好スタートを決めて3位に浮上、逆に兒島は一歩出遅れてしまう。大湯はヘアピンで片山を交わし、2位まで上がってきた。しかし、片山も離されることなく1秒以内で大湯の背後に迫る。そのすぐ後方では、#61 吉田宣弘と兒島の接近戦が白熱していた。しかし、その吉田になんとフライングスタートの掲示が。ドライブスルーペナルティとなり、ここで吉田は後方へと下がってしまった。
トップの阪口は、周回毎に2位大湯との差を広げ、四輪デビュー戦とは思えぬパフォーマンスを見せる。8周を終えた時点で1分39秒台を叩き出し、ただ一人40秒台の壁を越えた。独走の阪口とは対照的な大湯と片山の接近戦、その差は最後まで1秒以内であったが、大湯が譲ることなく、阪口・大湯・片山の順でチェッカーを受けた。現在シリーズチャンピオンの大湯に新たな強敵が出現、2015年の岡山シリーズは最後まで予測のつかないレースが繰り広げられそうである!
【優勝】 #34 阪口陽南
「今回、JAF-F4とのWエントリーだったので、その分自信はありました。しかし、予選のラップタイムは良くなかったので不満ですね。木金土よりも遅いです。決勝ではスタートは落ち着いていけました。ちょっとインに入られかけましたが(汗)。後半になるにつれ、タイヤとマシンのバランスが合ってきて。今回すごく乗りやすいクルマに仕上げていただきました、メカニックの皆さんに凄く感謝しています。自分での採点は、今回デビュー戦は80点でしょうか(苦笑)。クルージングしているように見えたようですが、結構…というか、かなりガムシャラに走っていました。今年はおそらく…あとの2戦出れるのでは? と思います。」
【2位】#2 大湯都史樹
「ポールを獲れなかったのは、自分の力量です。スタートで一発前に出るしかない! と思っていました。今までで一番の良いスタートが決まって、ホッとしました(笑) ヘアピンで片山選手を抜いて2位に浮上出来ましたが、ずっとミラーに片山君が写っていました。まだ、自分の走り方にクセがあり…かなり悩むところです。まあ、何よりスタートで良いリズムが刻めたので、そのままいけたー!という感じですね。マシンに問題も無かったし、優勝出来なかったのは自分のせい。次回はもっと煮詰めて頑張ります!」

2015年岡山チャレンジカップ 第2戦

ドライ 2015年4月26日

早いもので、あっという間の岡山シリーズ第2戦。開幕の雨模様から一遍、汗ばむ天候での戦いとなった。今回はGAZOO Racing86/BRZ Raceも開催されており、通常よりも賑やかな雰囲気がサーキットに漂う。
 午前に全12台が15分間のアタックを開始。我れ先にとコースインしたのは#2 兒島弘訓。兒島を含め、#58 大湯都史樹、#57 吉田宣弘の三人による上位争いが繰り広げられる。周回毎にトップが変わっていく中、大湯が一歩前に出たかと思われた。しかし最後の周で、兒島が大湯を0.010秒差で抑え初のポールポジションを獲得「最後に向けてアタックしました。今日は乗りやすかったです」と語る。フロントロウに大湯、続いて吉田、スポット参戦の#1大原佳祐が4番手。この4名が1分39秒台にのせた。

13時48分、迎えた決勝。かなり気温が上昇、しかも86/BRZ Race の後ということもあり、路面はかなり難しい状況だ。だがそれも考慮して、いかに上手く走らせるか、ということが各々の課題になった。
好スタートを切ったのはP.Pの兒嶋。続いて吉田、大湯はスタートで出遅れ3位に後退する。だが、大湯の猛追撃が始まり、2周目に吉田を抜いた大湯はトップ兒島の背後まで迫りくる。コンマ2秒まで詰め寄り「兒島くんのミラーに映るように、プレッシャーを与えていました」と冷静な走りで5周目に兒島を捉え、トップに躍り出た。大湯と兒島のタイムはそれほど変わらずで、その後も離されまいと兒島は大湯の背後に位置取るが、「ミスを連発して…。集中力がプツンと切れてしまいました」と少しずつ差が広いていく。
 一方、3位を走行していた吉田は「ブレーキポイントを間違えてしまった」と、1ヘアの下りでスピンを喫し、クラッシュしてしまう。幸い復帰は出来たが、表彰台圏内からは離れてしまった。代わって4位走行の大原が3位に浮上する。

終盤にかけ、トップ大湯は快調に走行していく。11周を終えた時点でさらにファステストを更新し、そのままチェッカーを受け見事開幕から2連勝を成し遂げた。2位の兒島は3.734秒後に姿を見せる。3位は2.215秒まで迫ってきた吉田を抑え、大原がFJレース2回目の参戦で、嬉しい初表彰台とした。
第3戦は7月。もっとも暑い中での争いである。大湯の3連覇になるのか? 新しいウィナーが登場するのか! 16歳のツワモノが登場する情報も入ってきており、ますます目の離せない岡山シリーズになっている。
【優勝】 #58 大湯都史樹
「昨日から旋回が遅くて、ロガーを見て研究していました。予選で自分ではイケたかな? と思っていたのですが(苦笑) ドライでのレースは初めてで、詰めれるところはまだ沢山ある、と決勝で考えて走行しました。スタートはまた失敗しちゃって最悪。前を走る吉田さんを抜かないと、とすぐに頭を切り替えました。兒島くんのペースが速いと思ったんで、これはヤバいと思い…吉田さんを抜いた後、兒島くんの後ろに早くつかなきゃと思いました。トップに立てた後も、決して楽ではなく精一杯走行しました。路面が走りにくくて…。本当はもっとリードをつけたかったんですけど。表彰式後、嬉しくてピットに帰ったら、意外と静かで普通すぎて「あれ?」という感じでした(笑)」
【2位】#2 兒島弘訓 
「スタートは最高でしたね。その後、段々と大湯くんが近付いているのが分かってきて。前半は集中力が保てて、自分のほうが速い個所は判ったし、タイムもそんなに変わらないということも気づいていました。しかし後半になって、シフトミスはするわ、体力は落ちてくるわで……完全に集中力が切れてしまいました。体力的、精神的に自分の負けですね。メンタル面を強化して、次戦に挑みたいと思います。ポールは中学1年のカート以来の2回目で嬉しかったです。次戦は優勝します!」
【3位】#1 大原佳祐
岡山県出身。今年20歳になる大学生。「今年、韓国で開催されるFJに参戦するため、今回は参戦しました。カート経験はありますが、昨年よりスポット参戦で今回が2回目です。セッティングが難しいですね、結局最後まで決まってないままでしたが、もう少しに詰めると、まだまだタイムは出そうな気がします。某スクールを受講希望なんで、今年は同シリーズにあと1戦くらい出たいですね。
予選は、もう少しタイムが上がれば…と思いましたが、自分のミスがありまして。今日のレースはスタートも無難にいったという感じでしょうか。上位陣から差が離されたので……。吉田さんが迫ってたのは分かりましたが、なるべくミラーを見ずに落ち着いて走りました。表彰台は嬉しかったです! 今のところ次回は未定ですが」

2015年岡山チャレンジカップ 第1戦

岡山チャレンジカップ・S-FJシリーズ第1戦。3月だというのに、気温は真冬並みに低く冷たい雨が朝から降り続く。昨年より台数が減少したが、10台のS-FJが揃い踏みした。
 予選は四輪デビューの#58 大湯都史樹が、いきなりトップに躍り出る。4周を終えた時点で、昨年FJ1600からS-FJにスイッチした#2 兒島弘訓が、2分02秒421でトップに浮上。しかし翌周に再び大湯が2分01秒565と、唯一01秒台に乗せポールを獲得した。

午後15時を過ぎての決勝は、予選時よりも幾分弱くなっていたが、まだ雨は降り続く。路面は非常にリスキーな状態だ。気温も低いままなので、タイヤを温めるのに時間がかかるのは否めない。飛び出さず、完走するのが目標と語る選手が目立った。

注目されたポールの大湯はホイールスピンをさせてしまい、一歩出遅れた状態に。抜群のスタートを見せた3番手の#57吉田宣弘が、トップで1コーナーを駆け抜けていく。吉田の背後には、フロントロウからの兒島が迫っている。そんな両者の隙を突き、2コーナーでインを刺した大湯、ここでトップへ浮上しオープニングで2位の兒島に5.098秒の差をつけた。一方、吉田はWヘアピンの一つ目で、シフトロックしてしまいハーフスピンを喫し、リバース出来たものの3位へと後退してしまう。

大湯はこのレース、終始独走状態で最終的に2位の兒島に30.006秒の大差をつけ圧勝。2位兒島の後に、45.754秒差で吉田がチェッカーを受ける。4位に落ち着いた走りを見せた#7 バイエルン松尾が入り、5位にエンジンの不調を訴え、ピットスタートとなった#43 小川陽三が最後尾から健闘した。ウエットコンデションの中、各マシンのタイム差が目立ったレースであったが、第2戦目からは台数も増える様子。しかもドライになると、また状況も変わるであろう。

初参戦・初優勝を遂げた大湯は、この春より高校2年生の16歳。昨年、S-FJ界を賑わせた同シリーズの覇者でもある牧野任祐と同じルーニースポーツから参戦。次戦はこの勢いを止める者が誰なのか、このまま大湯の独壇場になるのか。今年も注目度の高い、岡山シリーズである。
【 優勝 】 #58 大湯都史樹
「スタートを決めて逃げる予定だったんですが、ホイールスピンをさせてしまい、アクセルを抜いたけれど、また踏み込んだ時にホイールスピンをしちゃって…… 2速からの発進になりました。かなり焦りました! でも落ち着かせて、吉田さんと兒島さんのバトルのインを突くことが出来ました。今日ですか? 乗りやすかったです! リアは滑っていたけど、その辺は気を付けて。雨は結構好きな方ですね。でも、ドライは接戦になると思うので、晴れてからが本当の戦いかなあと覚悟しています。実際、前日のドライでは、吉田さんを抜けなかったんです。今シーズン…… 全勝を目標にしています。夢は日本一で優勝、そしてゆくゆくはF1! 着実に結果を残し、ステップアップをしたいと思っています」

【 2位 】#2 兒島弘訓
「この結果は、めちゃくちゃ悔しいです。スタートは悪くなかったのですが、吉田さんに前に出られて、そのまま1コーナーをきついイン側にいるしかなくなってしまいました。序盤から大湯君に離され…… 周回ごとに3〜4秒の差をつけられているのが解りました。この路面で生き残れたのはよかったんですけど。予選からセッティングを変えて、結果的にそれが裏目に出てしまいました。自己ベストは更新出来ましたが、前との差が大きすぎて。4月までは何とか近づけるようになりたいです! 」

【 3位 】#57 吉田宣弘
「スタートは大成功の2速スタートでした! まともに1速では進まないと思い…… がしかし、2コーナーに行くまでには大湯選手に抜かれました。行き場がなかったので、行かせる(大湯選手を)しかなく。これはまずい、マシンの動きが自分の理想と全然違うと感じました。ここ岡山の雨のラインをまだ慣熟できてないので、走り込みが必要かな。いい勉強になりました。とにかくコースのライン取りが一番重要。雨の日の練習は必須ですね」

2014年 スーパーFJ岡山チャレンジカップ 第5戦

すでにシリーズチャンピオンは、第4戦で 牧野任祐に決定しているS-FJ岡山。最終戦、早朝の雨は上がったが気温は低いまま。8時50分、予選が始まる。ここでも牧野が1分38秒583を刻み、終始トップタイムを譲らずポールを獲得する。2番手には片山義章、続いて福田詩久と続く。FJ1600は、タイトル争いがかかった兒島弘訓が1分44秒302で、総合でも9番手の位置につけた。

決勝は日差しがさす天候となった。全17台がグリッドに集結。シグナルが消え、フロントロウから福田が抜群のスタートを決めて、1コーナーをトップで周っていく。牧野がその背後に迫り、片山、吉田の順で2周目に突入した。福田も必死に順位を死守するが、ダブルヘアピンの1つ目で牧野がトップに浮上、そこから牧野は独走状態を形成する。2周目を終えた時点で、牧野、福田、吉田、片山、Aki Miyazaki、バイエルン松尾、山岸洋之の順に。牧野の独走に対し、2位争いが福田、吉田、片山となり、ワンミスが命取りという状態。福田がタイム的に少し有利か……吉田が片山を牽制する。吉田は片山を阻止しながらも、前を行く福田を抜きにかかろうとするが、あと一歩が届かない。
中盤に差し掛かり、5位争いのバイエルン松尾と山岸の接近戦が白熱していた。そのままチェッカーを受ければ、シリーズ3位となる山岸だが、少しでも順位をアップさせたいところ。両者の差は1秒以内、その背後には、Miyazakiも迫っていた。一方、トップ走行の牧野は、周回ごとに1〜2秒のリードを広げていき、周回遅れも出すほど。最終的に2位の福田に21.469秒もの大差をつけ、全戦ポール トゥ ウィンを成し遂げた。2位はそのままの順位を保った福田、3位に岡山初参戦の吉田が片山を阻止して、表彰台をゲットした。
シリーズ順位だが、2位に片山、5位争いをしてい松尾に一歩及ばず、6位チェッカーの山岸が、シリーズでは3位獲得としている。

FJ1600は、兒島が第3戦からの出場で、見事3連続優勝を飾ってシリーズチャンピオンを決めた。現在、ランキングトップの小川陽三は、オープニングでスピンを喫し、グラベルへ嵌ってしまった。復帰することが出来ずにタイトル争いから脱落、悔しい最終戦になってしまった。2位に竹野崇、3位に加藤洋一と続いた。

第5戦 優勝:S-FJシリーズチャンピオン #61 牧野任祐
「予選はフロントタイヤに熱が入らぬまま、終わってしまいました。あと2周くらいあったら37秒台に入れたと思います。スタートは普通にいったつもりでしたが、福田さんが速かったです! ブロックしようなんて思う暇なかったですね。なんとか今回、コースレコードを獲りたかったんですけど……(平川亮選手の記録を抜きたかった)。
1年間通して思ったことですか? 鈴鹿も厳しいけど、岡山も決して楽なサーキットじゃないかなと思います。結構走り込みました。でも最終的には日本一で勝たないと意味ないんで、来週はチャンピオンになります! (実際、12/7の日本一決定戦ではチャンピオンに輝きました) 」

第5戦2位 #51 福田詩久
「スタートは我ながら抜群でしたね。牧野選手のコントロール力に、どれだけついていけるかと思っていたのですが、2周しかもたなかった(苦笑) 2番手になって、後ろの二人がバトルをしていたので、その点は楽でした。ずっとミラーを見ながら、一定の間隔を保つようにしていましたし。岡山は来年も参戦予定にしています」

第5戦3位 #57 吉田宣弘
「予選はここ一番のアタックラップで、大失敗。想定よりも1秒遅かったです。まあ、練習不足ですね。決勝で、後ろの片山選手は何とか抑えられると思っていたんですが、前を走る福田さんはちょっと無理でした。スタートで一気に行ってしまおうと思っていたけど、ちょっと様子見。福田さんのあまりにも凄いスタートにびっくりして(笑) 岡山は楽しいコースだと思うので、また参戦したいですね」

第5戦 優勝:FJ1600シリーズチャンピオン #95 兒島弘訓
1位:シリーズチャンプ 兒島選手
「予選は路面温度が低くて納得いくラップが刻めなかったんですが、運よくポールを獲れてよかったです。決勝では路面状況も良くなり、スタートも満足できました。ただ、ラップに関しては前戦のほうが良くて……。微妙ですね(苦笑) 第3戦から参戦(四輪デビュー)したのですが、まさかのタイトル争いに絡め、この戦で優勝すれば……という可能性が出てきたので、ベストを持って挑みました! 本当に嬉しいです」
< 第5戦 2位:FJ1600 #60 竹野崇 >
「予選はセットが決まらず、路面が低かったのもあり苦労しましたが、なんとか自分の走りに持って行けたかなあと思いました。決勝はスピンして後退したのですが、なんとか怒涛の追い上げをして、ここまで上がれたのでよかったですね」

リタイヤ:(シリーズチャンプに絡んでいた) #43 小川陽三
「スタートは決まって“イケるな”と思っていたのですが、丁寧に走っていたのにリアがいきなり出てしまって……回ってしまいました。タイトルがかかっていたんで、いやはや予想もしない展開。欲張ってましたね〜、今日勝ってタイトル獲れたらいいな〜、なんて思ってたんで(笑) 来年,S-FJに代わると思いますが、頑張ります! 」

2014年S-FJ 岡山シリーズ第4戦

岡山チャレンジカップレース第4戦

台風の影響で雨が心配されたが、天候はなんとかもちドライでの予選、決勝となった。
3連勝をしている牧野任祐が今回勝てば最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンが決定する。
4連勝を止めたい他陣営だが、牧野は予選から速さをみせ、2位の片山義章に0.57秒の差をつけた。3位はバイエルン松尾、4位は山岸洋之。
決勝はスタートを無難に決めた牧野がトップ、2位は抜群のスタートダッシュで松尾ポジションを上げるも、アドウットカーブで片山にインをさされ3位ポジションキープ。
牧野は毎ラップ片山に0.5秒の差を付けリードを広げていく。
レースはそのまま硬直状態となり、圧倒的なつよさで、牧野がシリーズチャンピオンを決めた。
レース後牧野は、スタートはうまくいったと思います。今回は後半のたれが少なく安定したラップが刻むことができました。と語った。

2014年S-FJ岡山シリーズ第3戦

3.703km 雨/ウエット S-FJ=13台 FJ-1600=6台

天候に左右された岡山シリーズ第3戦。2連覇の牧野任祐が2位の片山義章に約3秒もの差をつけ、ポールを獲得する。スタートから攻めた走りの牧野は、オープニングで3.088秒のリードをつけ、その後も周回ごとに差を広げた。2位の片山は単独状態に。4番手からの八巻渉が高柳文哉に1秒以内まで迫り、3位に浮上する。
4周を過ぎた時点で、牧野と片山の差は11.798秒。この頃より裏ストレッチ周辺は雨が強くなってくるが、牧野はまるで『水を得た魚』。差を広げていくばかり。その後も安定した走りを披露、もはや誰も追いつけない。
終盤まで、牧野、片山、八巻、高柳、山岸と順位の変動はなく、チェッカーを受けた牧野は2位片山に、雨の中22.177秒という大差をつけ見事3連勝。唯一1’50秒台に乗せファステストを刻んだ牧野は「最初に攻めた分、雨がひどくなった時にタイヤがきつくなりました。それで少し温存しながら走りました」と語る。それでも52〜53秒台で走行。シリーズチャンピオンへ、また一歩コマを進めた。

FJ-1600は、ポールの兒島弘訓と妹尾俊郎の争いに注目された。スタート失敗で、妹尾に抜かれるも、再び抜き返しトップに浮上する。だが、アトウッドカーブでコースアウトを喫してしまい順位が変動、先を行く妹尾との差が約5秒差まで開いた。だが、「慎重に攻めました」と兒島。もう一度妹尾を捉えトップへ。そのままチェッカーを受け、嬉しいデビューウィン! 「今日がレースデビューなんです。しかも雨だし緊張してしまい、スタートも失敗しちゃって。コースに復帰できてからは、夢中で攻めました! 」兒島は笑顔で喜びを語った。